CDCE6214Q1TM 超低消費電力クロック・ジェネレータは、レジスタおよび EEPROM アクセス用の I2C 互換シリアル・インターフェイスを備えています。このデバイスは、100kHz のスタンダード・モード I2C、および 400kHz クロック周波数のファースト・モード I2C と互換性があります。
- フォールバック・モードでは、I2C ターゲット・アドレス = 67h です。
- その他のモードでは、インターフェイスが使用可能なとき、I2C ターゲット・アドレス = 68h です。デフォルトでは、インターフェイスは使用できません。
- デバイスの LSB ビットは、EEPROM でプログラムできます。たとえば、EEPROM のページ 0 で I2C_A0 が H にプログラムされている場合、HW_SW_CTRL = 0 に設定すると、I2C アドレスは 69h に設定されます。
- EEPROM 内蔵の 2 つのデバイスとフォールバック・モードの 1 つのデバイスを、同じ I2C バス上のアドレス 67h、68h、69h のアドレスで使用できます。
表 10-19 I2C 互換シリアル・インターフェイス、ターゲット・アドレス・バイト(1)(2)7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
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ターゲット・アドレス [6:0] | R/W# ビット |
(1) ターゲット・アドレスは、2 つのセクションで構成されています。ハードワイヤード MSB A[6:1] とソフトウェアで選択可能な LSB A[0]。
(2) R/W# ビットは、読み取り (1) または書き込み (0) 転送を示します。
表 10-20 I2C 互換シリアル・インターフェイス、プログラマブル・ターゲット・アドレス(1)(2)A6 | A5 | A4 | A3 | A2 | A1 | A0 | HW_SW_SEL | 説明 |
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1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | MID | フォールバック・モード |
1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | I2C_A0 | LOW | EEPROM のページ 0 |
1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | I2C_A0 | High | EEPROM のページ 1 |
(1) EEPROM のページ 0 では、シリアル・インターフェイスは使用できません。デバイスはピン・モードで構成されています。
(2) EEPROM のページ 1 では、シリアル・インターフェイスは使用できません。デバイスはピン・モードで構成されています。
シリアル・インターフェイスは、図 10-10 に示すように、次のプロトコルを使用します。ターゲット・アドレスの後ろに、ワード幅のレジスタ・オフセットとワード幅のレジスタ値が続いています。