JAJSNT6C December   2021  – August 2022 DRV8243-Q1

PRODUCTION DATA  

  1. 特長
  2. アプリケーション
  3. 概要
  4. 改訂履歴
  5. デバイスの比較
  6. ピン構成および機能
    1. 6.1 HW バリアント
      1. 6.1.1 HVSSOP (28) パッケージ
      2. 6.1.2 VQFN-HR (14) パッケージ
    2. 6.2 SPI バリアント
      1. 6.2.1 HVSSOP (28) パッケージ
      2. 6.2.2 VQFN-HR (14) パッケージ
  7. 仕様
    1. 7.1 絶対最大定格
    2. 7.2 ESD 定格
    3. 7.3 推奨動作条件
    4. 7.4 熱に関する情報
    5. 7.5 電気的特性
      1. 7.5.1  電源および初期化
      2. 7.5.2  ロジック I/O
      3. 7.5.3  SPI I/O
      4. 7.5.4  構成ピン - HW バリアントのみ
      5. 7.5.5  パワー FET パラメータ
      6. 7.5.6  ハイサイド還流のスイッチング・パラメータ
      7. 7.5.7  ローサイド還流のスイッチング・パラメータ
      8. 7.5.8  IPROPI および ITRIP レギュレーション
      9. 7.5.9  過電流保護 (OCP)
      10. 7.5.10 過熱保護 (TSD)
      11. 7.5.11 電圧監視
      12. 7.5.12 負荷監視
      13. 7.5.13 フォルトの再試行設定
      14. 7.5.14 過渡熱インピーダンスと電流能力
    6. 7.6 SPI のタイミング要件
    7. 7.7 スイッチング波形
      1. 7.7.1 出力スイッチング遷移
        1. 7.7.1.1 ハイサイド還流
        2. 7.7.1.2 ローサイド還流
      2. 7.7.2 ウェークアップ遷移
        1. 7.7.2.1 HW バリアント
        2. 7.7.2.2 SPI バリアント
      3. 7.7.3 フォルト応答の遷移
        1. 7.7.3.1 再試行設定
        2. 7.7.3.2 ラッチ設定
    8. 7.8 代表的特性
  8. 詳細説明
    1. 8.1 概要
    2. 8.2 機能ブロック図
      1. 8.2.1 HW バリアント
      2. 8.2.2 SPI バリアント
    3. 8.3 機能説明
      1. 8.3.1 外付け部品
        1. 8.3.1.1 HW バリアント
        2. 8.3.1.2 SPI バリアント
      2. 8.3.2 ブリッジの制御
        1. 8.3.2.1 PH/EN モード
        2. 8.3.2.2 PWM モード
        3. 8.3.2.3 独立モード
        4. 8.3.2.4 レジスタ - ピン制御 - SPI バリアントのみ
      3. 8.3.3 デバイス構成
        1. 8.3.3.1 スルーレート (SR)
        2. 8.3.3.2 IPROPI
        3. 8.3.3.3 ITRIP レギュレーション
        4. 8.3.3.4 DIAG
          1. 8.3.3.4.1 HW バリアント
          2. 8.3.3.4.2 SPI バリアント
      4. 8.3.4 保護および診断機能
        1. 8.3.4.1 過電流保護 (OCP)
        2. 8.3.4.2 過熱保護 (TSD)
        3. 8.3.4.3 オフ状態診断 (OLP)
        4. 8.3.4.4 オン状態診断 (OLA) - SPI バリアントのみ
        5. 8.3.4.5 VM 過電圧監視
        6. 8.3.4.6 VM 低電圧監視
        7. 8.3.4.7 パワーオンリセット (POR)
        8. 8.3.4.8 イベントの優先順位
    4. 8.4 デバイスの機能状態
      1. 8.4.1 スリープ状態
      2. 8.4.2 スタンバイ状態
      3. 8.4.3 スタンバイ状態へのウェークアップ
      4. 8.4.4 アクティブ状態
      5. 8.4.5 nSLEEP リセット・パルス (HW バリアントのみ)
    5. 8.5 プログラミング - SPI バリアントのみ
      1. 8.5.1 SPI インターフェイス
      2. 8.5.2 標準フレーム
      3. 8.5.3 複数ペリフェラルに対するSPI インターフェイス
        1. 8.5.3.1 複数のペリフェラルに対するデイジー・チェーン・フレーム
    6. 8.6 レジスタ・マップ - SPI バリアントのみ
      1. 8.6.1 ユーザー・レジスタ
  9. アプリケーションと実装
    1. 9.1 アプリケーション情報
      1. 9.1.1 負荷の概要
    2. 9.2 代表的なアプリケーション
      1. 9.2.1 HW バリアント
      2. 9.2.2 SPI バリアント
  10. 10電源に関する推奨事項
    1. 10.1 バルク容量の決定
  11. 11レイアウト
    1. 11.1 レイアウトのガイドライン
    2. 11.2 レイアウト例
  12. 12デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 12.1 ドキュメントのサポート
      1. 12.1.1 関連資料
    2. 12.2 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    3. 12.3 コミュニティ・リソース
    4. 12.4 商標
  13. 13メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

デバイスの比較

表 5-1DRV824X-Q1 ファミリに属するデバイスの RON およびパッケージの違いをまとめています。

表 5-1 デバイスの比較
部品番号(1) (LS + HS) RON IOUT 最大値 パッケージ 本体サイズ (公称) バリアント
DRV8243-Q1 84mΩ 12A VQFN-HR (14) 3mm × 4.5mm HW (H)、SPI (S)
DRV8243-Q1 98mΩ 12A HVSSOP (28) 3mm × 7.3mm HW (H)、SPI (S)、SPI (P)
DRV8244-Q1 47mΩ 21A VQFN-HR (16) 3mm × 6mm HW (H)、SPI (S)
DRV8244-Q1 60mΩ 21A HVSSOP (28) 3mm × 7.3mm HW (H)、SPI (S)、SPI (P)
DRV8245-Q1 32mΩ 32A VQFN-HR (16) 3.5mm × 5.5mm HW (H)、SPI (S)
DRV8245-Q1 40mΩ 32A HTSSOP (28) 4.4mm × 9.7mm HW (H)、SPI (S)、SPI (P)
本書は、DRV8243-Q1 の製品データシートです。他の情報については、他のデバイス・バリアントのデータシートを参照してください。

表 5-2DRV824X-Q1 ファミリの SPI および HW インターフェイス・バリアントの機能の違いをまとめています。一般に、SPI バリアントでは、より多くの構成変更、ブリッジ制御オプション、診断フィードバック、冗長ドライバ・シャットオフ、ピン FMEA の改良や追加機能が提供されています。

さらに、SPI バリアントには、SPI (P) バリアントと SPI (S) バリアントの 2 つのオプションがあります。SPI (P) バリアントでは、デバイスのロジック電源は、外部の低電圧 5V 電源から VDD ピン経由で供給するようになっています。 SPI (S) バリアントでは、この電源は内部的に VM ピンから生成されます。SPI (P) バリアントは、この外部ロジック電源によって、VM 低電圧過渡時にデバイスのブラウンアウト (デバイスのリセット) を回避します。

表 5-2 SPI バリアントと HW バリアントの比較
機能 HW (H) バリアント SPI (S) バリアント SPI (P) バリアント
ブリッジ制御 ピンのみ 個別のピンと、ピンの状態を示すレジスタ・ビット両方またはいずれか一方 (「レジスタ - ピン制御」を参照)
スリープ機能 nSLEEP ピンを通じて利用可能 使用不可
デバイスへの外部ロジック電源 非対応 非対応 VDD ピンにより対応
フォルト・コマンドのクリア nSLEEP ピンでのリセット・パルス SPI の CLR_FAULT コマンド
スルーレート 6 レベル 8 レベル
過電流保護 (OCP) 最大の設定に固定 スレッショルドには 3 つの選択肢、フィルタ時間には 4 つの選択肢
ITRIP レギュレーション 5 レベルとディセーブル、固定 TOFF 時間 7 レベルとディセーブル、表示あり、TOFF 時間をプログラム可能
各フォルト応答を再試行またはラッチのいずれかに設定 非対応、すべてラッチまたはすべて再試行 対応
詳細なフォルト・ログとデバイス・ステータス・フィードバック 非対応、 nFAULT ピンの監視が必要 対応、nFAULT ピン監視も可能
VM 過電圧 固定 スレッショルドに 4 つの選択肢
オン状態 (アクティブ) 診断 非対応 ハイサイド負荷について対応
スペクトラム拡散クロック (SSC) 非対応 対応
PWM モードでのドライバ状態の追加 非対応 対応
独立モードでハーフ・ブリッジを個別にハイ・インピーダンス化 非対応 対応 (SPI レジスタのみ)
表 5-3 ファミリ内のデバイス間の区別
デバイス パッケージの記号表記 DEVICE_ID レジスタ
DRV8243H-Q1 8243H 該当なし
DRV8244H-Q1 8244H 該当なし
DRV8245H-Q1 8245H 該当なし
DRV8243S-Q1 8243S 0 x 32
DRV8244S-Q1 8244S 0 x 42
DRV8245S-Q1 8245S 0 x 52
DRV8243P-Q1 8243P 0 x 36
DRV8244P-Q1 8244P 0 x 46
DRV8245P-Q1 8245P 0 x 56