JAJSKW9 December 2020 DRV8434S
PRODUCTION DATA
スマート・チューン・リップル・コントロールは、ITRIP レベルと IVALLEY レベルを設定することで動作します。電流レベルが ITRIP に達すると、ドライバは tOFF 時間が経過するまでスロー・ディケイに移行する代わりに、IVALLEY に達するまでスロー・ディケイに移行します。スロー・ディケイは、両方のローサイド MOSFET がオンになって電流が再循環できるスロー / スロー・ディケイと同様に動作します。このモードでは、電流レベルと動作パラメータに応じて tOFF が変化します。
このディケイ・モードのリップル電流は、RC_RIPPLE[1:0] ビットによってプログラミングされます。リップル電流は、特定のマイクロステップ・レベルの ITRIP に依存します。
RC_RIPPLE | 特定のマイクロステップ・レベルでの電流リップル |
---|---|
00b | 19mA + ITRIP の 1% |
01b | 19mA + ITRIP の 2% |
10b | 19mA + ITRIP の 4% |
11b | 19mA + ITRIP の 6% |
このリップル制御方法によって、はるかに厳密な電流レベルのレギュレーションが可能になり、モータの効率とシステムの性能が向上します。スマート・チューン・リップル制御は、可変オフ時間レギュレーション方式に対応するシステムで使用でき、電流レギュレーションによって小さな電流リップルを達成できます。リップル電流が最小限であり、PWM 周波数が可聴範囲よりも確実に高くなる設定を選択します。