JAJSIG9A July 2020 – April 2021 DRV8706-Q1
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
H ブリッジ制御では、IN1/EN と IN2/PH 入力ピンにより、両方のハーフブリッジ・ゲート・ドライバを H ブリッジ・ゲート・ドライバとして制御できます。
H ブリッジ・モードには 2 つの入力制御方法があり、SPI BRG_MODE レジスタ設定または H/W モード・ピンにより構成できます。PH/EN モードでは、1 つの PWM 信号と 1 つの GPIO 信号によってコマンド制御される速度 / 方向タイプのインターフェイスにより、H ブリッジを制御できます。PWM モードでは、通常は 2 つの PWM 信号を必要とする、より高度なスキーマにより、H ブリッジを制御できます。この結果、H ブリッジ・ドライバは 4 つの異なる出力状態に入ることができるので、必要に応じて制御のフレキシビリティがさらに高まります。
PH/EN モードと PWM モードの両方で、デフォルトのアクティブ・フリーホイール・モードがローサイドでアクティブです。SPI デバイス・バリアントには、BRG_FW レジスタ設定により、フリーホイール状態を構成する機能があります。この設定を使用すると、ローサイドとハイサイドのアクティブ・フリーホイール間のブリッジを変更できます。
H ブリッジ制御モードでは、nHIZx ピンと S_HIZx レジスタ機能がディセーブルになります。nHIZx ピンは、切断または GND に接続した状態のままにできます。H ブリッジは、PWM 制御モード、DRVOFF ピン、または SPI デバイスの EN_DRV レジスタ設定により、Hi-Z 状態に設定できます。
IN1/EN | IN2/PH | BRG_FW | GH1 | GL1 | GH2 | GL2 | SH1 | SH2 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | X | 0b | L | H | L | H | L | L | ローサイド・アクティブ・フリーホイール |
0 | X | 1b | H | L | H | L | H | H | ハイサイド・アクティブ・フリーホイール |
1 | 0 | X | L | H | H | L | L | H | ドライブ SH2 → SH1 (逆方向) |
1 | 1 | X | H | L | L | H | H | L | ドライブ SH1 → SH2 (順方向) |
IN1/EN | IN2/PH | BRG_FW | GH1 | GL1 | GH2 | GL2 | SH1 | SH2 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | X | L | L | L | L | Z | Z | ダイオード・フリーホイール (滑走) |
0 | 1 | X | L | H | H | L | L | H | ドライブ SH2 → SH1 (逆方向) |
1 | 0 | X | H | L | L | H | H | L | ドライブ SH1 → SH2 (順方向) |
1 | 1 | 0b | L | H | L | H | L | L | ローサイド・アクティブ・フリーホイール |
1 | 1 | 1b | H | L | H | L | H | H | ハイサイド・アクティブ・フリーホイール |