JAJSHK1B August 2019 – January 2021 DRV8876-Q1
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
DRV887x-Q1 ファミリは、出力電流のレギュレーションおよび検出回路を内蔵しています。
電流検出帰還回路は、IPROPI のスケールダウンした出力電流をコントローラ ADC の入力電圧のダイナミック・レンジ内で適切に検出できるように、RIPROPI 抵抗を調整することで構成します。以下に、この例を示します。
VADC = 2.5V、ITRIP = 1A、AIPROPI = 1000µA/A の場合、IPROPI 電圧のダイナミック・レンジを最大化するため、約 2.5kΩ の RIPROPI を選択します。
RIPROPI の精度 (許容差) は、アプリケーションの要件に基づいて選定できます。10%、5%、1%、0.1% はいずれも有効な許容差です。性能とコストの最良のバランスを実現するため、通常 1% を推奨します。
出力電流レギュレーション・トリップ・ポイント (ITRIP) は、VREF と RIPROPI の組み合わせにより設定します。RIPROPI はすでに計算済みで AIPROPI は一定であるため、後は VREF を計算するだけです。
RIPROPI = 2.5kΩ、ITRIP = 1A、AIPROPI = 1000µA/A の場合、VREF を 2.5V に設定する必要があります。
VREF は、単純な抵抗分圧器 (RREF1 と RREF2) でコントローラ電源電圧から生成できます。RREF1 の値を選択し、RREF2 の必要な値を計算することで抵抗値を設定できます。