JAJSID4B November 2019 – May 2021 DRV8899-Q1
PRODUCTION DATA
どちらかのコイルの巻線電流が、オープン負荷電流スレッショルド (IOL) とインデクサによって設定された ITRIP レベルを下回り、この状態が開放負荷検出時間 (tOL) を超えて持続した場合、開放負荷状態が検出されます。開放負荷検出を有効にするには、EN_OL ビットを「1」にする必要があります。開放負荷フォルトが検出されると、SPI レジスタの OL ビットと FAULT ビットが High にラッチされ、nFAULT ピンが Low に駆動されます。OL_A ビットが High の場合、それは巻線 A (AOUT1 と AOUT2 の間) の開放負荷フォルトを示します。同様に、BOUT1 と BOUT2 の間の開放負荷フォルトによって OL_B ビットが High になります。開放負荷条件が解消し、かつ CLR_FLT ビットと nSLEEP リセット・パルスのどちらかによって障害クリア・コマンドが発行されると、通常動作に復帰し、nFAULT ラインはただちに解放されます。本デバイスの電源を切って再投入した後、またはスリープ・モードから復帰した後にも、このフォルトはクリアされます。
開放負荷検出時間より長い間 0°、90°、180°、270° の電気角に対応する位置にモータが保持されると、開放負荷フォルトのフラグが立ち、コイル電流の 1 つがゼロであることを示します。フルステップ・モードでは、コイル電流は決してゼロにならないため、この状況は発生しません。