JAJSID4B November 2019 – May 2021 DRV8899-Q1
PRODUCTION DATA
RθJA (接合部から周囲への熱抵抗) と ΨJB (接合部から基板への熱特性パラメータ) などの熱パラメータの変化は、PCB のタイプ、パッケージのタイプ、銅箔の厚さ、銅パッドの面積の影響を大きく受けます。
図 8-12 と図 8-13 に、HTSSOP パッケージを実装した 2 層 PCB での RθJA (接合部から周囲への熱抵抗) と ΨJB (接合部から基板への熱特性パラメータ) の銅パッド面積による変化を示します。これらの曲線が示すように、PCB の銅箔の厚さが厚いほど、また銅パッド面積が大きいほど熱抵抗は小さくなります。
同様に、図 8-14 と 図 8-15 に、HTSSOP パッケージを実装した 4 層 PCB での RθJA と ΨJB の銅パッド面積による変化をそれぞれ示します。
熱パラメータ (RθJA (接合部から周囲への熱抵抗) と ΨJB (接合部から基板への熱特性パラメータ)) は、周囲温度 25℃で、2W の電力がハイサイド FET とローサイド FET の間で均等に消費されるものとして計算されています。これらの熱パラメータは、平均的な推定ではなく、パワー FET の実際の場所での消費電力を考慮して計算されています。
熱パラメータは、高度、パッケージ形状などの外部条件の影響を大きく受けます。詳細については、アプリケーション・レポートを参照してください。