JAJSJT0B August 2022 – October 2023 DRV8962
PRODUCTION DATA
各 MOSFET のアナログ電流制限回路は、ゲート駆動を止めることで、MOSFET に流れる電流を制限します。この電流制限が tOCP 時間よりも長く続くと、過電流フォルトが検出されます。
過電流が発生しているハーフブリッジのみがディセーブルされます
nFAULT が Low に駆動されます
チャージ・ポンプはアクティブのままです
ハイサイドとローサイドの両方の MOSFET が過電流状態の場合、グランドまたは電源への短絡が起きていることを意味し、これによって過電流フォルトが検出されます。
過電流状態が解消されたときの回復の機構は、OCPM ピンの設定によって決まります。OCPM ピンは、ラッチオフまたは自動再試行タイプのいずれかの回復をプログラムします。OCPM ピンがロジック Low のとき、デバイスはラッチオフ・タイプの回復を行います。すなわち、OCP 状態が解消されると、nSLEEP リセット・パルスが印加された後、または電源を切って再投入した後で、通常動作に復帰します。
OCPM ピンがロジック High のとき、tRETRY 時間が経過し、フォルト状態が解消した後で、自動的に通常動作に復帰します (ドライバが動作し、nFAULT が解放されます)。