JAJSI57B September 2016 – February 2024 DS280DF810
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
DS280DF810 は、信号コンディショニング機能を備えた 8 チャネル、マルチレート リタイマです。10~15 以下のビット エラー レート (BER) を達成しながら、長距離で、損失が大きく、クロストークの影響を受ける高速シリアル リンクの到達距離と堅牢性を拡張するために使用します。
DS280DF810 の各チャネルは、20.2Gbps~28.4Gbps の連続した範囲のシリアル データ レート、またはサポートされている任意のサブレート (÷2 および ÷4、10.1376Gbps、10.3125Gbps、12.5Gbps などの主要データ レートを含む) に独立してロックします。これにより、DS280DF810 はレーンごとの前方誤り訂正 (FEC) パススルーをサポートできます。
物理的な AC カップリング コンデンサ (TX および RX) を内蔵しているため、PCB 上の外付けコンデンサは不要です。DS280DF810 は単一電源を備え、必要な外付け部品は最小限です。これらの特長により、PCB 配線の複雑性と BOM コストが低減されます。
DS280DF810 の高度なイコライゼーション機能には、低ジッタの 3 タップ送信有限インパルス応答 (FIR) フィルタ、アダプティブ連続時間リニア イコライザ (CTLE)、アダプティブ デシジョン フィードバック イコライザ (DFE) が含まれています。これにより、複数のコネクタやクロストークが存在する、損失の多い相互接続およびバックプレーンにおいて、到達距離を延長できます。内蔵の CDR 機能は、フロントポート光学モジュール アプリケーションで、ジッタ バジェットをリセットし、高速シリアル データをリタイムするのに最適です。DS280DF810 は、各チャネル ペアに 2x2 のクロスポイントを実装しているため、ホストはレーンクロスとファンアウトのどちらの方法も使用できます。
DS280DF810 は SMBus 経由または外付け EEPROM により構成できます。単一のEEPROMを、最大16個のデバイスで共有できます。非破壊的なオンチップのアイ モニタと PRBS ジェネレータ / チェッカにより、インシステム診断が可能です。