JAJSCF9B June 2015 – October 2024 FDC2112 , FDC2114 , FDC2212 , FDC2214
PRODUCTION DATA
FDCは、2つのセンサ構成をサポートします。いずれの構成でも、LCタンクを使用して発振周波数を設定します。一般的な選択肢としては、18μH のシールド SMD インダクタを 33pF のコンデンサと並列に接続します。これで 6.5MHz の発振周波数になります。図 8-1 に示すシングルエンド構成では、IN0A に導電プレートが接続されています。この導電プレートが対象物とともに可変コンデンサを形成します。
図 8-2 に示す差動センサ構成では、1 つの導電プレートを IN0A に接続し、もう 1 つの導電プレートを IN0B に接続しています。これらのプレートが可変コンデンサを形成します。シングルエンド センサ構成を使用する場合は、CHx_FIN_SELをb10(2分周)に設定します。
シングルエンド構成を使用すると、与えられた合計センサ プレート面積に対して、差動構成よりもセンシング範囲が大きくなります。近接位置で高い感度を必要とするアプリケーションでは、差動構成の方がシングルエンド構成よりも高い性能が得られます。