JAJSCF9B June 2015 – October 2024 FDC2112 , FDC2114 , FDC2212 , FDC2214
PRODUCTION DATA
図 7-3 に、FDC のクロック分周器およびマルチプレクサを示します。
図 7-3 で、主要なクロックは fIN、fREF、および fCLKです。fCLK は、内部クロック ソースまたは外部クロック ソース (CLKIN) から選択します。周波数測定用の基準クロック fREF は、fCLK ソースから得ます。高精度アプリケーションでは、必要な安定性と精度の要件を満たすために外部コントローラ クロックを使用することをテキサス・インスツルメンツでは推奨します。低コストが要求され、高い精度を必要としないアプリケーションでは、内部発振器を使用できます。fINx クロックは、チャネル x のセンサ周波数 fSENSORx から得られます。fREFx および fINxは、fCLK (コントローラ クロック) が内部クロックと外部クロックのどちらであるかに応じて、表 7-1に示す要件を満たす必要があります。
MODE(1) | CLKINソース | fREFx の有効範囲 (MHz) | fINx の有効範囲 | CHx_FIN_SEL を (2) に設定する | CHx_SETTLECOUNTの設定 | CHx_RCOUNTの設定 |
---|---|---|---|---|---|---|
マルチチャネル | 内部 | fREFx ≤ 55 | < fREFx /4 | 差動センサ構成: b01:0.01MHz から 8.75MHz へ (1分周) b10:5MHz から 10MHz へ (2分周) シングルエンド センサ構成 b10:0.01MHz から 10MHzへ (2分周) | > 3 | > 8 |
外部 | fREFx ≤ 40 | |||||
シングル チャネル | 外部または内部 | fREFx ≤ 35 |
表 7-2 に、すべてのチャネルのクロック設定レジスタを示します。
チャネル(1) | クロック | レジスタ | フィールド [ビット] | 値 |
---|---|---|---|---|
すべて | fCLK = コントローラ クロック ソース | CONFIG、アドレス0x1A | REF_CLK_SRC [9] | b0 = 内部発振器をコントローラ クロックとして使用 b1 = 外部クロック ソースをコントローラ クロックとして使用 |
0 | fREF0 | CLOCK_DIVIDERS_CH0、アドレス0x14 | CH0_FREF_DIVIDER [9:0] | fREF0 = fCLK / CH0_FREF_DIVIDER |
1 | fREF1 | CLOCK_DIVIDERS_CH1、アドレス0x15 | CH1_FREF_DIVIDER [9:0] | fREF1 = fCLK / CH1_FREF_DIVIDER |
2 | fREF2 | CLOCK_DIVIDERS_CH2、アドレス0x16 | CH2_FREF_DIVIDER [9:0] | fREF2 = fCLK / CH2_FREF_DIVIDER |
3 | fREF3 | CLOCK_DIVIDERS_CH3、アドレス0x17 | CH3_FREF_DIVIDER [9:0] | fREF3 = fCLK / CH3_FREF_DIVIDER |
0 | fIN0 | CLOCK_DIVIDERS_CH0、アドレス0x14 | CH0_FIN_SEL [13:12] | fIN0 = fSENSOR0 / CH0_FIN_SEL |
1 | fIN1 | CLOCK_DIVIDERS_CH1、アドレス0x15 | CH1_FIN_SEL [13:12] | fIN1 = fSENSOR1 / CH1_FIN_SEL |
2 | fIN2 | CLOCK_DIVIDERS_CH2、アドレス0x16 | CH2_FIN_SEL [13:12] | fIN2 = fSENSOR2 / CH2_FIN_SEL |
3 | fIN3 | CLOCK_DIVIDERS_CH3、アドレス0x17 | CH3_FIN_SEL [13:12] | fIN3 = fSENSOR3 / CH3_FIN_SEL |