JAJSCF9A June 2015 – June 2015 FDC2112 , FDC2114 , FDC2212 , FDC2214
PRODUCTION DATA.
FDC2112、FDC2114、FDC2212、FDC2214は、高分解能、マルチチャネルのキャパシタンス-デジタル・コンバータであり、静電容量式センシング・ソリューションの実装に適しています。従来のスイットド・キャパシタ・アーキテクチャとは異なり、FDC2112、FDC2114、FDC2212、FDC2214はセンサとしてL-C共振器を採用しています(L-Cタンクとも呼ばれます)。狭帯域アーキテクチャによって、これまでに例のないEMI耐性を実現し、他の静電容量式センシング・ソリューションと比較してノイズ・フロアを大きく低減しています。
このアプローチを使用することで、L-Cタンクの容量の変化を共振周波数の変化として観測できます。この原理により、FDC2x1xは、LC共振器の発振周波数を測定するキャパシタンス-デジタル・コンバータ(FDC)として機能します。このデバイスは、周波数に比例するデジタル値を出力します。この周波数測定値は、等価な容量値に変換できます。
FDCでは、フロントエンドの共振回路ドライバに続いて、マルチプレクサが各アクティブ・チャネルを順番にコアへと接続し、コアでセンサ周波数(fSENSOR)の測定とデジタル化を行います。コアでは基準周波数(fREF)を使用してセンサ周波数を測定します。fREFは、内部基準クロック(発振器)または外部供給クロックから得られます。各チャネルのデジタル化出力は、fSENSOR/fREFの比に比例します。I2Cインターフェイスを使用して、デバイスの設定をサポートし、デジタル化された周波数値をホスト・プロセッサに送信します。SDピンを使用してFDCをシャットダウン・モードにすると、消費電流を削減できます。INTBピンは、システム状態の変化をホストに通知するように設定可能です。
Figure 12 に、FDCのクロック分周器およびマルチプレクサを示します。
Figure 12で、主要なクロックはfIN、fREF、およびfCLKです。fCLKは、内部クロック・ソースまたは外部クロック・ソース(CLKIN)から選択できます。周波数測定用の基準クロックfREFは、fCLKソースから得られます。高精度アプリケーションでは、必要な安定性と精度の要件を満たすために外部マスタ・クロックを使用することを推奨します。低コスト指向で高い精度を必要としないアプリケーションでは、内部発振器を使用できます。fINxクロックは、チャネルxのセンサ周波数fSENSORxから得られます。fREFxとfINxは、fCLK(マスタ・クロック)が内部クロックか外部クロックかに応じて、Table 1に示される要件を満たす必要があります。
モード(1) | CLKINソース | fREFxの有効範囲(MHz) | fINxの有効範囲 | CHx_FIN_SELの設定 (2) | CHx_SETTLECOUNTの設定 | CHx_RCOUNTの設定 |
---|---|---|---|---|---|---|
マルチチャネル | 内部 | fREFx ≤ 55 | < fREFx /4 | 差動センサ構成: b01: 0.01MHz~8.75MHz(1分周) b10: 5MHz~10MHz(2分周) シングルエンド・センサ構成 b10: 0.01MHz~10MHz(2分周) |
> 3 | > 8 |
外部 | fREFx ≤ 40 | |||||
シングル・チャネル | 外部または内部 | fREFx ≤ 35 |
Table 2 に、すべてのチャネルのクロック設定レジスタを示します。
チャネル(1) | クロック | レジスタ | フィールド [ビット] | 値 |
---|---|---|---|---|
すべて | fCLK = マスタ・クロック・ソース | CONFIG、アドレス0x1A | REF_CLK_SRC [9] | b0 = 内部発振器をマスタ・クロックとして使用 b1 = 外部クロック・ソースをマスタ・クロックとして使用 |
0 | fREF0 | CLOCK_DIVIDERS_CH0、アドレス0x14 | CH0_FREF_DIVIDER [9:0] | fREF0 = fCLK / CH0_FREF_DIVIDER |
1 | fREF1 | CLOCK_DIVIDERS_CH1、アドレス0x15 | CH1_FREF_DIVIDER [9:0] | fREF1 = fCLK / CH1_FREF_DIVIDER |
2 | fREF2 | CLOCK_DIVIDERS_CH2、アドレス0x16 | CH2_FREF_DIVIDER [9:0] | fREF2 = fCLK / CH2_FREF_DIVIDER |
3 | fREF3 | CLOCK_DIVIDERS_CH3、アドレス0x17 | CH3_FREF_DIVIDER [9:0] | fREF3 = fCLK / CH3_FREF_DIVIDER |
0 | fIN0 | CLOCK_DIVIDERS_CH0、アドレス0x14 | CH0_FIN_SEL [13:12] | fIN0 = fSENSOR0 / CH0_FIN_SEL |
1 | fIN1 | CLOCK_DIVIDERS_CH1、アドレス0x15 | CH1_FIN_SEL [13:12] | fIN1 = fSENSOR1 / CH1_FIN_SEL |
2 | fIN2 | CLOCK_DIVIDERS_CH2、アドレス0x16 | CH2_FIN_SEL [13:12] | fIN2 = fSENSOR2 / CH2_FIN_SEL |
3 | fIN3 | CLOCK_DIVIDERS_CH3、アドレス0x17 | CH3_FIN_SEL [13:12] | fIN3 = fSENSOR3 / CH3_FIN_SEL |
FDCのマルチチャネル・パッケージを使用すると、基板領域を節約でき、柔軟なシステム設計が可能になります。たとえば、温度の変動によって部品値にずれが生じ、結果としてセンサの共振周波数が変化することが多くあります。第2のセンサを基準として使用することで、温度の変動を相殺できるようになります。マルチチャネル・モードで動作する場合、FDCは各アクティブ・チャネルを順番にサンプリングします。シングル・チャネル・モードでは、FDCは選択可能な1つのチャネルをサンプリングします。Table 3に、マルチチャネルまたはシングル・チャネル・モードの設定に使用するレジスタおよび値を示します。
モード | レジスタ | フィールド [ビット] | 値 |
---|---|---|---|
シングル・チャネル | CONFIG、アドレス0x1A | ACTIVE_CHAN [15:14] | 00 = チャネル0 |
01 = チャネル1 | |||
10 = チャネル2 | |||
11 = チャネル3 | |||
MUX_CONFIG、アドレス0x1B | AUTOSCAN_EN [15] | 0 = 1つのチャネルで連続的に変換(デフォルト) | |
マルチチャネル | MUX_CONFIG、アドレス0x1B | AUTOSCAN_EN [15] | 1 = 複数のチャネルで連続的に変換 |
MUX_CONFIG、アドレス0x1B | RR_SEQUENCE [14:13] | 00 = Ch0, Ch1 | |
01 = Ch0, Ch1, Ch2 | |||
10 = Ch0, Ch1, Ch2, Ch3 |
各チャネルのデジタル化されたセンサ測定値(DATAx)は、センサ周波数と基準周波数の比を表しています。
FDC2112およびFDC2114のデータ出力(DATAx)は、16ビットの結果の上位12ビットとして表されます。
FDC2212およびFDC2214のデータ出力(DATAx)は、次の式で表されます。
Table 4 に、各チャネルの固定小数点サンプル値を格納するレジスタを示します。
チャネル(2) | レジスタ(1) | フィールド名 [ビット] および値(FDC2112、FDC2114) | フィールド名 [ビット] および値(FDC2212、FDC2214) (3)(4) |
---|---|---|---|
0 | DATA_CH0、アドレス0x00 | DATA0 [11:0]: 16ビットの結果のうち12ビット 0x000 = 有効範囲未満 0xfff = 有効範囲超過 |
DATA0 [27:16]: 28ビットの結果の上位12ビット |
DATA_LSB_CH0、アドレス0x01 | 該当なし | DATA0 [15:0]: 28ビットの変換結果の下位16ビット |
|
1 | DATA_CH1、アドレス0x02 | DATA1 [11:0]: 16ビットの結果のうち12ビット 0x000 = 有効範囲未満 0xfff = 有効範囲超過 |
DATA1 [27:16]: 28ビットの結果の上位12ビット |
DATA_LSB_CH1、アドレス0x03 | 該当なし | DATA1 [15:0]: 28ビットの変換結果の下位16ビット |
|
2 | DATA_CH2、アドレス0x04 | DATA2 [11:0]: 16ビットの結果のうち12ビット 0x000 = 有効範囲未満 0xfff = 有効範囲超過 |
DATA2 [27:16]: 28ビットの結果の上位12ビット |
DATA_LSB_CH2、アドレス0x05 | 該当なし | DATA2 [15:0]: 28ビットの変換結果の下位16ビット |
|
3 | DATA_CH3、アドレス0x06 | DATA3 [11:0]: 16ビットの結果のうち12ビット 0x000 = 有効範囲未満 0xfff = 有効範囲超過 |
DATA3 [27:16]: 28ビットの結果の上位12ビット |
DATA_LSB_CH3、アドレス0x07 | 該当なし | DATA3 [15:0]: 28ビットの変換結果の下位16ビット |
マルチチャネル・モードでFDCが各チャネルを順番にサンプリングする際、チャネルごとに要する時間は次の3つの部分から構成されます。
センサ起動時間は、Figure 13に示すように、センサの発振が安定するまでに必要なセトリング時間の長さです。このセトリング待ち時間はプログラミング可能であり、安定した発振を可能にするために十分な長さに設定する必要があります。チャネルxのセトリング待ち時間は次の式で与えられます。
各チャネルのセトリング時間を設定するためのレジスタおよび値をTable 5に示しています。
チャネル(1) | レジスタ | フィールド | 変換時間(2) |
---|---|---|---|
0 | SETTLECOUNT_CH0、アドレス0x10 | CH0_SETTLECOUNT [15:0] | (CH0_SETTLECOUNT*16)/fREF0 |
1 | SETTLECOUNT_CH1、アドレス0x11 | CH1_SETTLECOUNT [15:0] | (CH1_SETTLECOUNT*16)/fREF1 |
2 | SETTLECOUNT_CH2、アドレス0x12 | CH2_SETTLECOUNT [15:0] | (CH2_SETTLECOUNT*16)/fREF2 |
3 | SETTLECOUNT_CH3、アドレス0x13 | CH3_SETTLECOUNT [15:0] | (CH3_SETTLECOUNT*16)/fREF3 |
任意のチャネルxのSETTLECOUNTは、次の条件を満たす必要があります。
where
結果は最も近い整数へと切り上げます(たとえば、Equation 4で最小値として6.08が得られた場合は、レジスタを7以上に設定します)。
変換時間は、センサ周波数の測定に使用される基準クロックのサイクル数を表します。これは、チャネルのCHx_RCOUNTレジスタによって設定されます。任意のチャネルxの変換時間は次の式で与えられます。
基準カウント値は、必要な有効ビット数(ENOB)をサポートできるように選択する必要があります。たとえば、ENOBとして13ビットが必要な場合、必要な最小変換時間は213 = 8192クロック・サイクルとなります。8192クロック・サイクルは、CHx_RCOUNT値0x0200に対応します。
チャネル | レジスタ | フィールド [ビット] | 変換時間 |
---|---|---|---|
0 | RCOUNT_CH0、アドレス0x08 | CH0_RCOUNT [15:0] | (CH0_RCOUNT*16)/fREF0 |
1 | RCOUNT_CH1、アドレス0x09 | CH1_RCOUNT [15:0] | (CH1_RCOUNT*16)/fREF1 |
2 | RCOUNT_CH2、アドレス0x0A | CH2_RCOUNT [15:0] | (CH2_RCOUNT*16)/fREF2 |
3 | RCOUNT_CH3、アドレス0x0B | CH3_RCOUNT [15:0] | (CH3_RCOUNT*16)/fREF3 |
変換の終了から次のチャネルのセンサ起動開始までの標準チャネル切り替え遅延時間は、次のようになります。
FDCの変換時間は決定性であるため、固定された間隔でデータのポーリングが可能です。たとえば、プログラミングされたRCOUNT設定が512 FREFサイクルで、SETTLECOUNTが128 FREFサイクルである場合、1回の変換にかかる時間は、1.8ms(センサ起動時間)+ 3.2ms(変換時間)+ 0.75ms(チャネル切り替え遅延時間)= 16.75ms(チャネルあたり)となります。AUTOSCAN_EN = 1およびRR_SEQUENCE = 00に設定してFDCをデュアル・チャネル動作に設定した場合は、33.5msごとにデータ・レジスタから完全な1セットの変換結果が得られます。
また、割り込みに基づくシステム設計に対しては、データ・レディ・フラグ(DRDY)も使用できます(「レジスタ・マップ」のSTATUSレジスタの説明を参照)。
FDC2112およびFDC2114は16ビットのデータ・コンバータを内蔵していますが、標準の変換出力ワード幅は12ビットしかありません。したがって、データ・レジスタの16ビットのうち12ビットのみが使用できます。デフォルトでは、ゲイン機能はディスエーブルになっていて、DATAレジスタには16ビット・ワードの上位12ビットが格納されます。ただし、データ出力は最大4ビット分シフトすることが可能です。Figure 15に、可能な各ゲイン設定に対して出力される16ビット・サンプルのセグメントを示します。
センサ信号の変動がフルスケール範囲の25%未満であるシステムでは、出力ゲインを設定することで、より高い分解能で変換結果を出力できます。出力ゲインは、すべてのデバイス・チャネルに適用されます。出力ゲインを使用し、すべてのチャネルの出力コードに2ビット、3ビット、または4ビットのシフトを適用することで、元の16ビット変換結果の下位4ビットにアクセスできます。ゲインが適用されると、サンプルの上位ビットがシフトアウトされます。アクティブなチャネルの上位ビットが切り替わっている場合は、出力ゲインを使用しないでください。ゲインを適用すると、チャネルの上位ビットが失われます。
例: チャネルの変換結果が0x07A3で、OUTPUT_GAIN=0x0の場合、出力されるコードは0x07Aです。同じ条件でOUTPUT_GAINを0x3に設定した場合には、出力コードは0x7A3になります。元の上位4ビット(0x0)にはアクセスできなくなります。
チャネル(1) | レジスタ | フィールド [ビット] | 値 | 有効分解能(ビット) | 出力範囲 |
---|---|---|---|---|---|
すべて | RESET_DEV、アドレス0x1C | OUTPUT_GAIN [ 10:9 ] | 00(デフォルト): ゲイン=1(0ビット・シフト) | 12 | 100%フルスケール |
01: ゲイン=4(2ビット・シフト) | 14 | 25%フルスケール | |||
10: ゲイン=8(3ビット・シフト) | 15 | 12.5%フルスケール | |||
11: ゲイン=16(4ビット・シフト) | 16 | 6.25%フルスケール |
周波数オフセットの補償、またはサンプル・データのダイナミック・レンジの最大化のために、各DATA値からオフセット値を減算することができます。このオフセット値は、(fSENSORx_MIN / fREFx)よりも小さくする必要があります。そうしないと、オフセットが大きすぎて、変化する下位ビットがマスクされる可能性があります。
チャネル(1) | レジスタ | フィールド [ビット] | 値 |
---|---|---|---|
0 | OFFSET_CH0、アドレス0x0C | CH0_OFFSET [ 15:0 ] | fOFFSET0 = CH0_OFFSET * (fREF0/216) |
1 | OFFSET_CH1、アドレス0x0D | CH1_OFFSET [ 15:0 ] | fOFFSET1 = CH1_OFFSET * (fREF1/216) |
2 | OFFSET_CH2、アドレス0x0E | CH2_OFFSET [ 15:0 ] | fOFFSET2 = CH2_OFFSET * (fREF2/216) |
3 | OFFSET_CH3、アドレス0x0F | CH3_OFFSET [ 15:0 ] | fOFFSET3 = CH3_OFFSET * (fREF3/216) |
差動センサ構成のセンサ容量CSENSEは、次の式で求められます。
where
FDC2112およびFDC2114のセンサ周波数fSENSORxは、次の式で求められます。
where
FDC2212およびFDC2214のセンサ周波数fSENSORxは、次の式で求められます。
where
Table 9に示したレジスタは、センサ駆動電流の制御に使用されます。表の最後の列に示した推奨事項に従う必要があります。
チャネル(1) | レジスタ | フィールド [ビット] | 値 |
---|---|---|---|
すべて | CONFIG、アドレス0x1A | SENSOR_ACTIVATE_SEL [11] | センサ起動用の電流駆動を設定します。推奨値はb0(全電流モード)です。 |
0 | CONFIG、アドレス0x1A | HIGH_CURRENT_DRV [6] | b0 = 通常電流駆動(1.5mA) b1 = Ch0の増加電流駆動(> 1.5mA)(シングル・チャネル・モードのみ)。マルチチャネル・モードでは使用できません。 |
0 | DRIVE_CURRENT_CH0、アドレス0x1E | CH0_IDRIVE [15:11] | Ch0のセトリングおよび変換時間中に使用される駆動電流。1.2V ≤ センサ発振振幅(pk) ≤ 1.8Vとなるように設定します。 |
1 | DRIVE_CURRENT_CH1、アドレス0x1F | CH1_IDRIVE [15:11] | Ch1のセトリングおよび変換時間中に使用される駆動電流。1.2V ≤ センサ発振振幅(pk) ≤ 1.8Vとなるように設定します。 |
2 | DRIVE_CURRENT_CH2、アドレス0x20 | CH2_IDRIVE [15:11] | Ch2のセトリングおよび変換時間中に使用される駆動電流。1.2V ≤ センサ発振振幅(pk) ≤ 1.8Vとなるように設定します。 |
3 | DRIVE_CURRENT_CH3、アドレス0x21 | CH3_IDRIVE [15:11] | Ch3のセトリングおよび変換時間中に使用される駆動電流。1.2V ≤ センサ発振振幅(pk) ≤ 1.8Vとなるように設定します。 |
CHx_IDRIVEフィールドは、センサが1.2Vpk(VSENSORMIN)~1.8Vpk(VSENSORMAX)の振幅で発振するようにプログラミングする必要があります。IDRIVE = 00000は16µAに対応し、IDRIVE = b11111は1563µAに対応します。
シングル・チャネル・モードのときに限り、高センサ電流駆動モードをイネーブルにして、チャネル0のセンサ・コイルを1.5mA以上で駆動することができます。この機能は、最大のIDRIVE設定でもセンサの最小推奨発振振幅である1.2Vを実現できない場合に使用可能です。このモードをイネーブルにするには、HIGH_CURRENT_DRVレジスタ・ビットをb1に設定します。
Table 10に示すレジスタは、デバイス・ステータスの読み出しに使用できます。
チャネル(1) | レジスタ | フィールド [ビット] | 値 |
---|---|---|---|
すべて | STATUS、アドレス0x18 | 各種のステータス・ビットを格納する12のフィールドがあります [15:0] | 各ステータス・ビットについては、「レジスタ・マップ」を参照してください。 |
すべて | STATUS_CONFIG、アドレス0x19 | ステータス通知の設定に使用される12のフィールドがあります [15:0] | 各エラー設定ビットについては、「レジスタ・マップ」を参照してください。 |
「レジスタ・マップ」のSTATUSおよびSTATUS_CONFIGレジスタの説明を参照してください。これらのレジスタは、特定のイベントに対してINTBピンに割り込みを発生させるよう設定することができます。以下の条件を満たす必要があります。
STATUSレジスタでいずれかのビット・フィールドが設定されている場合には、STATUSレジスタまたはDATA_CHxレジスタを読み出すまでの間、STATUSレジスタ全体の内容が保持されます。また、読み出すとINTBもデアサートされます。
割り込みは、次のいずれかのイベントによってクリアされます。
レジスタCONFIG.INTB_DISをb1に設定すると、INTB機能がディスエーブルになり、INTBピンがHighに保持されます。
入力デグリッチ・フィルタは、EMIおよびセンサ周波数を超えるリンギングを抑制します。帯域幅を最大センサ周波数より上に設定していれば、変換結果には影響を与えません。入力デグリッチ・フィルタは、Table 11に示すようにMUX_CONFIG.DEGLITCHレジスタ・フィールドに設定できます。最適なパフォーマンスを得るためには、センサの発振周波数を超える最低の設定を選択することを推奨します。たとえば、最大センサ周波数が2.0MHzの場合は、MUX_CONFIG.DEGLITCH = b100(3.3MHz)を選択します。
チャネル(1) | MUX_CONFIG.DEGLITCH(アドレス0x1B)のレジスタ値 | デグリッチ周波数 |
---|---|---|
すべて | 001 | 1MHz |
すべて | 100 | 3.3MHz |
すべて | 101 | 10MHz |
すべて | 011 | 33MHz |
電源投入時には、FDCはスリープ・モードに入り、設定が行われるまで待機します。デバイスの設定が完了したら、CONFIG.SLEEP_MODE_ENをb0に設定してスリープ・モードを終了します。
FDCの設定はスリープ・モード中に行うことを推奨します。FDCの設定を変更する必要がある場合は、デバイスを再度スリープ・モードにし、該当するレジスタを変更してから、スリープ・モードを終了します。
通常(変換)モードで動作している場合、FDCはセンサの周波数を定期的にサンプリングし、アクティブ・チャネルのサンプル出力を生成します。
CONFIG.SLEEP_MODE_ENレジスタ・フィールドを1に設定すると、スリープ・モードになります。このモード中は、レジスタの内容が保持されます。スリープ・モードを終了するには、CONFIG.SLEEP_MODE_ENレジスタ・フィールドを0に設定します。CONFIG.SLEEP_MODE_ENをb0に設定してから、16,384 fINTクロック・サイクル後に、最初の変換用のセンサの起動が開始されます。スリープ・モード中はI2Cインターフェイスが有効になり、レジスタの読み出しと書き込みを実行できます。スリープ・モード中には、変換は実行されません。また、スリープ・モードに入ると、エラー状態がクリアされ、INTBピンがデアサートされます。
SDピンがHighになると、FDCはシャットダウン・モードに入ります。シャットダウン・モードは、消費電力が最小になる状態です。シャットダウン・モードを終了するには、SDピンをLowにします。シャットダウン・モードに入ると、すべてのレジスタがデフォルト状態に戻ります。
シャットダウン・モード中には、変換は実行されません。また、シャットダウン・モードに入ると、エラー状態がクリアされ、INTBピンがデアサートされます。デバイスがシャットダウン・モードの間は、I2Cインターフェイスを介したデバイスの読み出し/書き込みはできません。
FDCは、RESET_DEV.RESET_DEVに書き込むことでリセットできます。変換は停止し、すべてのレジスタ値がデフォルト値に戻ります。このレジスタ・ビットは、読み出すと常に0bを返します。
FDCデバイスでは、I2Cインターフェイスを使用して制御レジスタやデータ・レジスタにアクセスします。
FDCは、レジスタ・アクセスのためにI2Cで拡張スタート・シーケンスを使用します。I2Cインターフェイスの最大速度は400kbit/sです。このシーケンスは、標準のI2C 7ビット・スレーブ・アドレスに従い、その後にレジスタ・アドレスを設定するための8ビットのポインタ・レジスタ・バイトが続きます。ADDRピンがLowのとき、FDC I2Cアドレスは0x2Aです。ADDRピンがHighのとき、FDC I2Cアドレスは0x2Bです。シャットダウン・モードの終了後は、ADDRピンの状態を変更してはなりません。
“RESERVED”(予約済み)と示されたフィールドには、指定された値のみを書き込む必要があります。そうしないと、デバイスが不適切な動作を行う場合があります。R/W列は、対応するフィールドの読み出し/書き込みステータスを示しています。“R/W”と示されている場合は、読み出しと書き込みが可能です。“R”は読み出し専用、“W”は書き込み専用を示します。
アドレス | 名前 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|---|
0x00 | DATA_CH0 | 0x0000 | チャネル0変換結果およびステータス(FDC2112 / FDC2114のみ) |
0x0000 | チャネル0変換結果上位ビットおよびステータス(FDC2212 / FDC2214のみ) | ||
0x01 | DATA_LSB_CH0 | 0x0000 | チャネル0変換結果下位ビット。レジスタ・アドレス0x00の後に読み出す必要があります(FDC2212 / FDC2214のみ) |
0x02 | DATA_CH1 | 0x0000 | チャネル1変換結果およびステータス(FDC2112 / FDC2114のみ) |
0x0000 | チャネル1変換結果上位ビットおよびステータス(FDC2212 / FDC2214のみ) | ||
0x03 | DATA_LSB_CH1 | 0x0000 | チャネル1変換結果下位ビット。レジスタ・アドレス0x02の後に読み出す必要があります(FDC2212 / FDC2214のみ) |
0x04 | DATA_CH2 | 0x0000 | チャネル2変換結果およびステータス(FDC2114のみ) |
0x0000 | チャネル2変換結果上位ビットおよびステータス(FDC2214のみ) | ||
0x05 | DATA_LSB_CH2 | 0x0000 | チャネル2変換結果下位ビット。レジスタ・アドレス0x04の後に読み出す必要があります(FDC2214のみ) |
0x06 | DATA_CH3 | 0x0000 | チャネル3変換結果およびステータス(FDC2114のみ) |
0x0000 | チャネル3変換結果上位ビットおよびステータス(FDC2214のみ) | ||
0x07 | DATA_LSB_CH3 | 0x0000 | チャネル3変換結果下位ビット。レジスタ・アドレス0x06の後に読み出す必要があります(FDC2214のみ) |
0x08 | RCOUNT_CH0 | 0x0080 | チャネル0の基準カウント設定 |
0x09 | RCOUNT_CH1 | 0x0080 | チャネル1の基準カウント設定 |
0x0A | RCOUNT_CH2 | 0x0080 | チャネル2の基準カウント設定(FDC2114 / FDC2214のみ) |
0x0B | RCOUNT_CH3 | 0x0080 | チャネル3の基準カウント設定(FDC2114 / FDC2214のみ) |
0x0C | OFFSET_CH0 | 0x0000 | チャネル0のオフセット値(FDC2112 / FDC2114のみ) |
0x0D | OFFSET_CH1 | 0x0000 | チャネル1のオフセット値(FDC2112 / FDC2114のみ) |
0x0E | OFFSET_CH2 | 0x0000 | チャネル2のオフセット値(FDC2114のみ) |
0x0F | OFFSET_CH3 | 0x0000 | チャネル3のオフセット値(FDC2114のみ) |
0x10 | SETTLECOUNT_CH0 | 0x0000 | チャネル0のセトリング基準カウント |
0x11 | SETTLECOUNT_CH1 | 0x0000 | チャネル1のセトリング基準カウント |
0x12 | SETTLECOUNT_CH2 | 0x0000 | チャネル2のセトリング基準カウント(FDC2114 / FDC2214のみ) |
0x13 | SETTLECOUNT_CH3 | 0x0000 | チャネル3のセトリング基準カウント(FDC2114 / FDC2214のみ) |
0x14 | CLOCK_DIVIDERS_CH0 | 0x0000 | チャネル0の基準分周設定 |
0x15 | CLOCK_DIVIDERS_CH1 | 0x0000 | チャネル1の基準分周設定 |
0x16 | CLOCK_DIVIDERS_CH2 | 0x0000 | チャネル2の基準分周設定(FDC2114 / FDC2214のみ) |
0x17 | CLOCK_DIVIDERS_CH3 | 0x0000 | チャネル3の基準分周設定(FDC2114 / FDC2214のみ) |
0x18 | STATUS | 0x0000 | デバイス・ステータス通知 |
0x19 | STATUS_CONFIG | 0x0000 | デバイス・ステータス通知の設定 |
1x0A | CONFIG | 0x2801 | 変換設定 |
0x1B | MUX_CONFIG | 020x0F | チャネル多重化設定 |
0x1C | RESET_DEV | 0x0000 | デバイスのリセット |
1x0E | DRIVE_CURRENT_CH0 | 0x0000 | チャネル0のセンサ電流駆動設定 |
0x1F | DRIVE_CURRENT_CH1 | 0x0000 | チャネル1のセンサ電流駆動設定 |
0x20 | DRIVE_CURRENT_CH2 | 0x0000 | チャネル2のセンサ電流駆動設定(FDC2114 / FDC2214のみ) |
0x21 | DRIVE_CURRENT_CH3 | 0x0000 | チャネル3のセンサ電流駆動設定(FDC2114 / FDC2214のみ) |
7x0E | MANUFACTURER_ID | 0x5449 | メーカーID |
7x0F | DEVICE_ID | 0x3054 | デバイスID(FDC2112 / FDC2114のみ) |
0x3055 | デバイスID(FDC2212 / FDC2214のみ) |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
RESERVED | CH0_ERR_WD | CH0_ERR_AW | DATA0 | ||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
DATA0 | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:14 | RESERVED | R | 00 | 予約済み。 |
13 | CH0_ERR_WD | R | 0 | チャネル0変換ウォッチドッグ・タイムアウト・エラー・フラグ。ビットを読み出すとクリアされます。 |
12 | CH0_ERR_AW | R | 0 | チャネル0振幅警告。ビットを読み出すとクリアされます。 |
11:0 | DATA0(FDC2112 / FDC2114のみ) | R | 0000 0000 0000 | チャネル0変換結果 |
DATA0[27:16](FDC2212 / FDC2214のみ) |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
DATA0 | |||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
DATA0 | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:0 | DATA0[15:0] | R | 0000 0000 0000 | チャネル0変換結果 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
RESERVED | CH1_ERR_WD | CH1_ERR_AW | DATA1 | ||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
DATA1 | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:14 | RESERVED | R | 00 | 予約済み。 |
13 | CH1_ERR_WD | R | 0 | チャネル1変換ウォッチドッグ・タイムアウト・エラー・フラグ。ビットを読み出すとクリアされます。 |
12 | CH1_ERR_AW | R | 0 | チャネル1振幅警告。ビットを読み出すとクリアされます。 |
11:0 | DATA1(FDC2112 / FDC2114のみ) | R | 0000 0000 0000 | チャネル1変換結果 |
DATA1[27:16](FDC2212 / FDC2214のみ) |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
DATA1 | |||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
DATA1 | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:0 | DATA1[15:0] | R | 0000 0000 0000 | チャネル1変換結果 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
RESERVED | CH2_ERR_WD | CH2_ERR_AW | DATA2 | ||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
DATA2 | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:14 | RESERVED | R | 00 | 予約済み。 |
13 | CH2_ERR_WD | R | 0 | チャネル2変換ウォッチドッグ・タイムアウト・エラー・フラグ。ビットを読み出すとクリアされます。 |
12 | CH2_ERR_AW | R | 0 | チャネル2振幅警告。ビットを読み出すとクリアされます。 |
11:0 | DATA2(FDC2112 / FDC2114のみ) | R | 0000 0000 0000 | チャネル2変換結果 |
DATA2[27:16](FDC2212 / FDC2214のみ) |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
DATA2 | |||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
DATA2 | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:0 | DATA2[15:0] | R | 0000 0000 0000 | チャネル2変換結果 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
RESERVED | CH3_ERR_WD | CH3_ERR_AW | DATA3 | ||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
DATA3 | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:14 | RESERVED | R | 00 | 予約済み。 |
13 | CH3_ERR_WD | R | 0 | チャネル3変換ウォッチドッグ・タイムアウト・エラー・フラグ。ビットを読み出すとクリアされます。 |
12 | CH3_ERR_AW | R | 0 | チャネル3振幅警告。ビットを読み出すとクリアされます。 |
11:0 | DATA3(FDC2112 / FDC2114のみ) | R | 0000 0000 0000 | チャネル3変換結果 |
DATA3[27:16](FDC2212 / FDC2214のみ) |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
DATA3 | |||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
DATA3 | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:0 | DATA3[15:0] | R | 0000 0000 0000 | チャネル3変換結果 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
CH0_RCOUNT | |||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
CH0_RCOUNT | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:0 | CH0_RCOUNT | R/W | 0000 0000 1000 0000 | チャネル0基準カウント変換間隔 0x0000-0x00FF: 予約済み 0x0100-0xFFFF: 変換時間(tC0) = (CH0_RCOUNTˣ16)/fREF0 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
CH1_RCOUNT | |||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
CH1_RCOUNT | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:0 | CH1_RCOUNT | R/W | 0000 0000 1000 0000 | チャネル1基準カウント変換間隔 0x0000-0x00FF: 予約済み 0x0100-0xFFFF: 変換時間(tC1) = (CH1_RCOUNTˣ16)/fREF1 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
CH2_RCOUNT | |||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
CH2_RCOUNT | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:0 | CH2_RCOUNT | R/W | 0000 0000 1000 0000 | チャネル2基準カウント変換間隔 0x0000-0x00FF: 予約済み 0x0100-0xFFFF: 変換時間(tC2) = (CH2_RCOUNTˣ16)/fREF2 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
CH3_RCOUNT | |||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
CH3_RCOUNT | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:0 | CH3_RCOUNT | R/W | 0000 0000 1000 0000 | チャネル3基準カウント変換間隔 0x0000-0x00FF: 予約済み 0x0100-0xFFFF: 変換時間(tC3) = (CH3_RCOUNTˣ16)/fREF3 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
CH0_OFFSET | |||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
CH0_OFFSET | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:0 | CH0_OFFSET | R/W | 0000 0000 0000 0000 | チャネル0変換オフセット。fOFFSET_0 = (CH0_OFFSET/216)*fREF0 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
CH1_OFFSET | |||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
CH1_OFFSET | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:0 | CH1_OFFSET | R/W | 0000 0000 0000 0000 | チャネル1変換オフセット。fOFFSET_1 = (CH1_OFFSET/216)*fREF1 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
CH2_OFFSET | |||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
CH2_OFFSET | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:0 | CH2_OFFSET | R/W | 0000 0000 0000 0000 | チャネル2変換オフセット。fOFFSET_2 = (CH2_OFFSET/216)*fREF2 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
CH3_OFFSET | |||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
CH3_OFFSET | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:0 | CH3_OFFSET | R/W | 0000 0000 0000 0000 | チャネル3変換オフセット。fOFFSET_3 = (CH3_OFFSET/216)*fREF3 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
CH0_SETTLECOUNT | |||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
CH0_SETTLECOUNT | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:0 | CH0_SETTLECOUNT | R/W | 0000 0000 0000 0000 | チャネル0変換セトリング FDCではこのセトリング時間を使用して、チャネル0での変換開始前にLCセンサを安定させます。 変換の開始前に振幅が安定しなかった場合には、振幅警告が生成されます(この警告がイネーブルになっている場合)。 b0000 0000 0000 0000: セトリング時間(tS0)= 32 ÷ fREF0 b0000 0000 0000 0001: セトリング時間(tS0)= 32 ÷ fREF0 b0000 0000 0000 0010 - b1111 1111 1111 1111: セトリング時間(tS0)= (CH0_SETTLECOUNTˣ16) ÷ fREF0 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
CH1_SETTLECOUNT | |||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
CH1_SETTLECOUNT | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:0 | CH1_SETTLECOUNT | R/W | 0000 0000 0000 0000 | チャネル1変換セトリング FDCではこのセトリング時間を使用して、チャネル1での変換開始前にLCセンサを安定させます。 変換の開始前に振幅が安定しなかった場合には、振幅警告が生成されます(この警告がイネーブルになっている場合)。 b0000 0000 0000 0000: セトリング時間(tS1)= 32 ÷ fREF1 b0000 0000 0000 0001: セトリング時間(tS1)= 32 ÷ fREF1 b0000 0000 0000 0010 - b1111 1111 1111 1111: セトリング時間(tS1)= (CH1_SETTLECOUNTˣ16) ÷ fREF1 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
CH2_SETTLECOUNT | |||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
CH2_SETTLECOUNT | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:0 | CH2_SETTLECOUNT | R/W | 0000 0000 0000 0000 | チャネル2変換セトリング FDCではこのセトリング時間を使用して、チャネル2での変換開始前にLCセンサを安定させます。 変換の開始前に振幅が安定しなかった場合には、振幅警告が生成されます(この警告がイネーブルになっている場合)。 b0000 0000 0000 0000: セトリング時間(tS2)= 32 ÷ fREF2 b0000 0000 0000 0001: セトリング時間(tS2)= 32 ÷ fREF2 b0000 0000 0000 0010 - b1111 1111 1111 1111: セトリング時間(tS2)= (CH2_SETTLECOUNTˣ16) ÷ fREF2 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
CH3_SETTLECOUNT | |||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
CH3_SETTLECOUNT | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:0 | CH3_SETTLECOUNT | R/W | 0000 0000 0000 0000 | チャネル3変換セトリング FDCではこのセトリング時間を使用して、チャネル3での変換開始前にLCセンサを安定させます。 変換の開始前に振幅が安定しなかった場合には、振幅警告が生成されます(この警告がイネーブルになっている場合)。 b0000 0000 0000 0000: セトリング時間(tS3)= 32 ÷ fREF3 b0000 0000 0000 0001: セトリング時間(tS3)= 32 ÷ fREF3 b0000 0000 0000 0010 - b1111 1111 1111 1111: セトリング時間(tS3)= (CH3_SETTLECOUNTˣ16) ÷ fREF3 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
RESERVED | CH0_FIN_SEL | RESERVED | CH0_FREF_DIVIDER | ||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
CH0_FREF_DIVIDER | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:14 | RESERVED | R/W | 00 | 予約済み。b00に設定します。 |
13:12 | CH0_FIN_SEL | R/W | 00 | チャネル0センサ周波数選択 差動センサ構成の場合: b01: 1分周。センサ周波数が0.01MHz~8.75MHzの場合に選択します。 b10: 2分周。センサ周波数が5MHz~10MHzの場合に選択します。 シングルエンド・センサ構成の場合: b10: 2分周。センサ周波数が0.01MHz~10MHzの場合に選択します。 |
11:10 | RESERVED | R/W | 00 | 予約済み。b00に設定します。 |
9:0 | CH0_FREF_DIVIDER | R/W | 00 0000 0000 | チャネル0基準分周値。チャネル0基準に対する分周値を設定します。最大変換周波数の分周に使用します。 b00’0000’0000: 予約済み。使用禁止。 CH0_FREF_DIVIDER≥b00’0000’0001: fREF0 = fCLK/CH0_FREF_DIVIDER |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
RESERVED | CH1_FIN_SEL | RESERVED | CH1_FREF_DIVIDER | ||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
CH1_FREF_DIVIDER | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:14 | RESERVED | R/W | 00 | 予約済み。b00に設定します。 |
13:12 | CH1_FIN_SEL | R/W | 0000 | チャネル1センサ周波数選択 差動センサ構成の場合: b01: 1分周。センサ周波数が0.01MHz~8.75MHzの場合に選択します。 b10: 2分周。センサ周波数が5MHz~10MHzの場合に選択します。 シングルエンド・センサ構成の場合: b10: 2分周。センサ周波数が0.01MHz~10MHzの場合に選択します。 |
11:10 | RESERVED | R/W | 00 | 予約済み。b00に設定します。 |
9:0 | CH1_FREF_DIVIDER | R/W | 00 0000 0000 | チャネル1基準分周値。チャネル1基準に対する分周値を設定します。最大変換周波数の分周に使用します。 b00’0000’0000: 予約済み。使用禁止。 CH1_FREF_DIVIDER≥ b00’0000’0001: fREF1 = fCLK/CH1_FREF_DIVIDER |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
RESERVED | CH2_FIN_SEL | RESERVED | CH2_FREF_DIVIDER | ||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
CH2_FREF_DIVIDER | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:14 | RESERVED | R/W | 00 | 予約済み。b00に設定します。 |
13:12 | CH2_FIN_SEL | R/W | 0000 | チャネル2センサ周波数選択 差動センサ構成の場合: b01: 1分周。センサ周波数が0.01MHz~8.75MHzの場合に選択します。 b10: 2分周。センサ周波数が5MHz~10MHzの場合に選択します。 シングルエンド・センサ構成の場合: b10: 2分周。センサ周波数が0.01MHz~10MHzの場合に選択します。 |
11:10 | RESERVED | R/W | 00 | 予約済み。b00に設定します。 |
9:0 | CH2_FREF_DIVIDER | R/W | 00 0000 0000 | チャネル2基準分周値。チャネル2基準に対する分周値を設定します。最大変換周波数の分周に使用します。 b00’0000’0000: 予約済み。使用禁止。 CH2_FREF_DIVIDER ≥ b00’0000’0001: fREF2 = fCLK/CH2_FREF_DIVIDER |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
RESERVED | CH3_FIN_SEL | RESERVED | CH3_FREF_DIVIDER | ||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
CH3_FREF_DIVIDER | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:14 | RESERVED | R/W | 00 | 予約済み。b00に設定します。 |
13:12 | CH3_FIN_SEL | R/W | 0000 | チャネル3センサ周波数選択 差動センサ構成の場合: b01: 1分周。センサ周波数が0.01MHz~8.75MHzの場合に選択します。 b10: 2分周。センサ周波数が5MHz~10MHzの場合に選択します。 シングルエンド・センサ構成の場合: b10: 2分周。センサ周波数が0.01MHz~10MHzの場合に選択します。 |
11:10 | RESERVED | R/W | 00 | 予約済み。b00に設定します。 |
9:0 | CH3_FREF_DIVIDER | R/W | 00 0000 0000 | チャネル3基準分周値。チャネル3基準に対する分周値を設定します。最大変換周波数の分周に使用します。 b00’0000’0000: 予約済み CH3_FREF_DIVIDER ≥ b00’0000’0001: fREF3 = fCLK/CH3_FREF_DIVIDER |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
ERR_CHAN | RESERVED | ERR_WD | RESERVED | ||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
RESERVED | DRDY | RESERVED | CH0_UNREADCONV | CH1_ UNREADCONV | CH2_ UNREADCONV | CH3_ UNREADCONV | |
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:14 | ERR_CHAN | R | 00 | エラー・チャネル どのチャネルでフラグまたはエラーが発生したかを示します。フラグが設定されると、通知されたエラーはラッチされ、STATUSレジスタまたはエラー・チャネルに対応するDATA_CHxレジスタが読み出されるまでの間、保持されます。 b00: チャネル0がフラグまたはエラーの要因。 b01: チャネル1がフラグまたはエラーの要因。 b10: チャネル2がフラグまたはエラーの要因(FDC2114、FDC2214 のみ)。 b11: チャネル3がフラグまたはエラーの要因(FDC2114、FDC2214 のみ)。 |
13:12 | RESERVED | R | 00 | 予約済み |
11 | ERR_WD | R | 0 | ウォッチドッグ・タイムアウト・エラー b0: STATUSレジスタの前回の読み出し以降、ウォッチドッグ・タイムアウト・エラーは発生していません。 b1: アクティブ・チャネルでウォッチドッグ・タイムアウト・エラーが発生しました。どのチャネルがエラーの要因であるかは、STATUS.ERR_CHANフィールドを参照してください。 |
10 | ERR_AHW | R | 0 | 高振幅警告 b0: STATUSレジスタの前回の読み出し以降、高振幅警告は発生していません。 b1: アクティブ・チャネルで高振幅警告が発生しました。どのチャネルが警告の要因であるかは、STATUS.ERR_CHANフィールドを参照してください。 |
9 | ERR_ALW | R | 0 | 低振幅警告 b0: STATUSレジスタの前回の読み出し以降、低振幅警告は発生していません。 b1: アクティブ・チャネルで低振幅警告が発生しました。どのチャネルが警告の要因であるかは、STATUS.ERR_CHANフィールドを参照してください。 |
8:7 | RESERVED | R | 00 | 予約済み |
6 | DRDY | R | 0 | データ・レディ・フラグ。 b0: STATUSレジスタに新しい変換結果は通知されていません。 b1: 新しい変換結果が格納されています。シングル・チャネル変換時は、これは1つの変換結果が格納されたことを示します。シーケンシャル・モードでは、これはすべてのアクティブ・チャネルの新しい変換結果が格納されたことを示します。 |
3 | CH0_UNREADCONV | R | 0 | チャネル0の未読み出し変換 b0: チャネル0にまだ読み出されていない変換結果はありません。 b1: チャネル0にまだ読み出されていない変換結果があります。 変換結果を取得するには、レジスタDATA_CH0を読み出します。 |
2 | CH1_ UNREADCONV | R | 0 | チャネル1の未読み出し変換 b0: チャネル1にまだ読み出されていない変換結果はありません。 b1: チャネル1にまだ読み出されていない変換結果があります。 変換結果を取得するには、レジスタDATA_CH1を読み出します。 |
1 | CH2_ UNREADCONV | R | 0 | チャネル2の未読み出し変換 b0: チャネル2にまだ読み出されていない変換結果はありません。 b1: チャネル2にまだ読み出されていない変換結果があります。 変換結果を取得するには、レジスタDATA_CH2を読み出します(FDC2114、FDC2214 のみ)。 |
0 | CH3_ UNREADCONV | R | 0 | チャネル3の未読み出し変換 b0: チャネル3にまだ読み出されていない変換結果はありません。 b1: チャネル3にまだ読み出されていない変換結果があります。 変換結果を取得するには、レジスタDATA_CH3を読み出します(FDC2114、FDC2214 のみ)。 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
RESERVED | WD_ ERR2OUT | AH_WARN2OUT | AL_WARN2OUT | RESERVED | |||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
RESERVED | WD_ERR2INT | RESERVED | DRDY_2INT | ||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:14 | RESERVED | R/W | 00 | 予約済み(b000に設定) |
13 | WD_ ERR2OUT | R/W | 0 | 出力レジスタへのウォッチドッグ・タイムアウト・エラー b0: ウォッチドッグ・タイムアウト・エラーをDATA_CHxレジスタで通知しません。 b1: ウォッチドッグ・タイムアウト・エラーを、エラーが発生したチャネルに対応するDATA_CHx.CHx_ERR_WDレジスタ・フィールドで通知します。 |
12 | AH_WARN2OUT | R/W | 0 | 出力レジスタへの高振幅警告 b0: 高振幅警告をDATA_CHxレジスタで通知しません。 b1: 高振幅警告を、警告が発生したチャネルに対応するDATA_CHx.CHx_ERR_AWレジスタ・フィールドで通知します。 |
11 | AL_WARN2OUT | R/W | 0 | 出力レジスタへの低振幅警告 b0: 低振幅警告をDATA_CHxレジスタで通知しません。 b1: 低振幅警告を、警告が発生したチャネルに対応するDATA_CHx.CHx_ERR_AWレジスタ・フィールドで通知します。 |
10:6 | RESERVED | R/W | 0 0000 | 予約済み(b0 0000に設定) |
5 | WD_ERR2INT | R/W | 0 | INTBへのウォッチドッグ・タイムアウト・エラー b0: ウォッチドッグ・タイムアウト・エラーをINTBピンのアサートおよびSTATUSレジスタで通知しません。 b1: ウォッチドッグ・タイムアウト・エラーをINTBピンのアサートおよびSTATUS.ERR_WDレジスタ・フィールドの更新によって通知します。 |
4:1 | 予約済み | R/W | 0000 | 予約済み(b000に設定) |
0 | DRDY_2INT | R/W | 0 | INTBへのデータ・レディ・フラグ b0: データ・レディ・フラグをINTBピンのアサートおよびSTATUSレジスタで通知しません。 b1: データ・レディ・フラグをINTBピンのアサートおよびSTATUS. DRDYレジスタ・フィールドの更新によって通知します。 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
ACTIVE_CHAN | SLEEP_MODE_EN | RESERVED | SENSOR_ACTIVATE_SEL | RESERVED | REF_CLK_SRC | RESERVED | |
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
INTB_DIS | HIGH_CURRENT_DRV | RESERVED | |||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:14 | ACTIVE_CHAN | R/W | 00 | アクティブ・チャネル選択 MUX_CONFIG.SEQUENTIALが0のとき、連続変換用のチャネルを選択します。 b00: チャネル0で連続変換を実行 b01: チャネル1で連続変換を実行 b10: チャネル2で連続変換を実行(FDC2114、FDC2214のみ) b11: チャネル3で連続変換を実行(FDC2114、FDC2214のみ) |
13 | SLEEP_MODE_EN | R/W | 1 | スリープ・モード・イネーブル 低消費電力のスリープ・モードを開始または終了します。 b0: デバイスはアクティブ。 b1: デバイスはスリープ・モード。 |
12 | RESERVED | R/W | 0 | 予約済み。b1に設定します。 |
11 | SENSOR_ACTIVATE_SEL | R/W | 1 | センサ起動モードの選択。 センサ初期化用のモードを設定します。 b0: 全電流起動モード – センサの起動時間を短くするために、最大センサ電流を駆動します。 b1: 低電力起動モード – 消費電力を最小化するために、DRIVE_CURRENT_CHxにプログラミングされた値を使用してセンサを起動します。 |
10 | RESERVED | R/W | 0 | 予約済み。 b1に設定します。 |
9 | REF_CLK_SRC | R/W | 0 | 基準周波数ソースの選択 b0: 内部発振器を基準周波数として使用 b1: 基準周波数をCLKINピンから供給 |
8 | RESERVED | R/W | 0 | 予約済み。b0に設定します。 |
7 | INTB_DIS | R/W | 0 | INTBディスエーブル b0: ステータス・レジスタの更新時にINTBピンをアサートします。 b1: ステータス・レジスタの更新時にINTBピンをアサートしません。 |
6 | HIGH_CURRENT_DRV | R/W | 0 | 高電流センサ駆動 b0:すべてのチャネルを通常のセンサ電流(最大1.5mA)で駆動します。 b1: チャネル0を1.5mAを超える電流で駆動します。 このモードは、AUTOSCAN_EN = b1(マルチチャネル・モード)の場合はサポートされません。 |
5:0 | RESERVED | R/W | 00 0001 | 予約済み。b00’0001に設定します。 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
AUTOSCAN_EN | RR_SEQUENCE | RESERVED | |||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
RESERVED | DEGLITCH | ||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15 | AUTOSCAN_EN | R/W | 0 | 自動スキャン・モード・イネーブル b0: CONFIG.ACTIVE_CHANレジスタ・フィールドで選択した1つのチャネル上で連続変換。 b1: MUX_CONFIG.RR_SEQUENCEレジスタ・フィールドで選択した自動スキャン変換。 |
14:13 | RR_SEQUENCE | R/W | 00 | 自動スキャン・シーケンス設定。マルチチャネルのシーケンスを設定します。FDCは選択したシーケンスに従って各チャネルで1回ずつ変換を実行した後、シーケンスを連続的に再実行します。 b00: Ch0, Ch1 b01: Ch0, Ch1, Ch2(FDC2114、FDC2214のみ) b10: Ch0, Ch1, Ch2, Ch3(FDC2114、FDC2214のみ) b11: Ch0, Ch1 |
12:3 | RESERVED | R/W | 00 0100 0001 | 予約済み。00 0100 0001に設定する必要があります。 |
2:0 | DEGLITCH | R/W | 111 | 入力デグリッチ・フィルタ帯域幅。 LCタンクの発振周波数を超える最小の設定を選択します。 b001: 1MHz b100: 3.3MHz b101: 10MHz b111: 33MHz |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
RESET_DEV | RESERVED | OUTPUT_GAIN | RESERVED | ||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
RESERVED | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15 | RESET_DEV | R/W | 0 | デバイス・リセット b1を書き込んでデバイスをリセットします。読み出すと常に0が返されます。 |
14:11 | RESERVED | R/W | 0000 | 予約済み。b0000に設定します。 |
10:9 | OUTPUT_GAIN | R/W | 00 | 出力ゲイン制御(FDC2112、FDC2114のみ) 00: ゲイン = 1(0ビット・シフト) 01: ゲイン = 4(2ビット・シフト) 10: ゲイン = 8(3ビット・シフト) 11: ゲイン = 16(4ビット・シフト) |
8:0 | RESERVED | R/W | 0 0000 0000 | 予約済み。b0 0000 0000に設定します。 |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
CH0_IDRIVE | RESERVED | ||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
RESERVED | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:11 | CH0_IDRIVE | R/W | 0000 0 | チャネル0センサ駆動電流 このフィールドは、チャネル0センサ・クロックのセトリングおよび変換時間中に使用される駆動電流を定義します。1.2V ≤ センサ発振振幅(pk) ≤ 1.8Vとなるように設定します。 00000: 0.016mA 00001: 0.018mA 00010: 0.021mA 00011: 0.025mA 00100: 0.028mA 00101: 0.033mA 00110: 0.038mA 00111: 0.044mA 01000: 0.052mA 01001: 0.060mA 01010: 0.069mA 01011: 0.081mA 01100: 0.093mA 01101: 0.108mA 01110: 0.126mA 01111: 0.146mA 10000: 0.169mA 10001: 0.196mA 10010: 0.228mA 10011: 0.264mA 10100: 0.307mA 10101: 0.356mA 10110: 0.413mA 10111: 0.479mA 11000: 0.555mA 11001: 0.644mA 11010: 0.747mA 11011: 0.867mA 11100: 1.006mA 11101: 1.167mA 11110: 1.354mA 11111: 1.571mA |
10:0 | RESERVED | – | 000 0000 0000 | 予約済み |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
CH1_IDRIVE | RESERVED | ||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
RESERVED | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:11 | CH1_IDRIVE | R/W | 0000 0 | チャネル1センサ駆動電流 このフィールドは、チャネル1センサ・クロックのセトリングおよび変換時間中に使用される駆動電流を定義します。1.2V ≤ センサ発振振幅(pk) ≤ 1.8Vとなるように設定します。 00000: 0.016mA 00001: 0.018mA 00010: 0.021mA ... 11111: 1.571mA |
10:0 | RESERVED | - | 000 0000 0000 | 予約済み |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
CH2_IDRIVE | RESERVED | ||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
RESERVED | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:11 | CH2_IDRIVE | R/W | 0000 0 | チャネル2センサ駆動電流 このフィールドは、チャネル2センサ・クロックのセトリングおよび変換時間中に使用される駆動電流を定義します。1.2V ≤ センサ発振振幅(pk) ≤ 1.8Vとなるように設定します。 00000: 0.016mA 00001: 0.018mA 00010: 0.021mA ... 11111: 1.571mA |
10:0 | RESERVED | – | 000 0000 0000 | 予約済み |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
CH3_IDRIVE | RESERVED | ||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
RESERVED | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:11 | CH3_IDRIVE | R/W | 0000 0 | チャネル3センサ駆動電流 このフィールドは、チャネル3センサ・クロックのセトリングおよび変換時間中に使用される駆動電流を定義します。1.2V ≤ センサ発振振幅(pk) ≤ 1.8Vとなるように設定します。 00000: 0.016mA 00001: 0.018mA 00010: 0.021mA ... 11111: 1.571mA |
10:0 | RESERVED | – | 000 0000 0000 | 予約済み |
15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 |
MANUFACTURER_ID | |||||||
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
MANUFACTURER_ID | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15:0 | MANUFACTURER_ID | R | 0101 0100 0100 1001 | メーカーID = 0x5449 |
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
DEVICE_ID | |||||||
ビット | フィールド | 種類 | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
7:0 | DEVICE_ID | R | 0011 0000 0101 0100 | デバイスID 0x3054(FDC2112、FDC2114のみ) 0x3055(FDC2212、FDC2214のみ) |