FPC401クワッド・ポート・コントローラは、SFP+、QSFP+、SASなど一般的なポート・タイプ用の低速信号アグリゲータとして機能します。FPC401は4つのポートの低速制御信号およびI2C信号をすべて集約し、使いやすい単一の管理インターフェイスをホストに提供します(I2CまたはSPI)。複数のFPC401を使用すると、ホストに対する1つの共通の制御インターフェイスを備えたポート数の多いアプリケーションが実現できます。FPC401はPCBの裏側でプレスフィット・コネクタの下に配置できるよう設計されているため、配線が簡単に行えます。ポートの低速信号を、このローカル化された方法で制御することにより、I/O数の少ない制御デバイス(FPGA、CPLD、MCU)を使用でき、配線レイヤの密度が低減されるため、システムのBOMコストを削減できます。
型番 | パッケージ | 本体サイズ(公称) |
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FPC401 | QFN (56) | 5.00mm×11.00mm |
日付 | 改訂内容 | 注 |
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2016年12月 | * | 初版 |
FPC401は標準のSFF-8431、SFF-8436、SFF-8449低速管理インターフェイスと互換性があり、各ポートに専用の100/400 kHz I2Cインターフェイスが搭載されています。ポート・ステータスLEDの駆動や電源スイッチの制御などの機能を実行するため、追加の汎用ピンも利用可能です。LEDドライバには、点滅や調光のプログラムなどの便利な機能を備えています。ホスト・コントローラへのインターフェイスは、低電圧のI/Oをサポートするために1.8V~3.3Vの独立電源で動作できます。
FPC401は各モジュールでユーザーが指定したレジスタからデータをプリフェッチできるため、ホストは高速なI2C (最高1MHz)またはSPI (最高10MHz)インターフェイスでデータへすぐにアクセスできます。さらに、FPC401は制御下のポートのいずれかに関連する重要な、ユーザー構成可能なイベントが発生した場合、ホストへの割り込みをトリガできます。このため、モジュールを継続的にポーリングする必要はありません。
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