JAJSFF3B November 2020 – April 2021 INA849
PRODUCTION DATA
計測アンプを使用して AC 結合の入力信号を駆動する場合、Topic Link Label9.1.2 の記載に従い入力バイアス電流パスが必要です。パスの例は、図 9-6 の抵抗 R1 および R2 です。抵抗値を選択するには、より低い値で増加する入力電流ノイズと、より高い値で増加する入力電圧ノイズとの間でトレードオフを見きわめる必要があります。
図 9-6 のアプリケーション回路例に示すように、Topic Link Label9.1.1 は、基準ピンを低インピーダンス基準に接続する必要があることを示しています。基準ピンは、高抵抗分圧器により作り出される 2.5V の基準電圧に接続する必要があります。OPA192 は基準電圧のバッファを可能にします。OPA192 の実効出力インピーダンスは次のように求められます。OPA192 アンプの DC 開ループ・インピーダンスは約 3kΩです。バッファ構成 (AV = 1) において、開ループ電圧ゲインにより、アンプの出力インピーダンスは低下します。OPA192 は 126dB の標準的な AOL を指定しているため、ROUT = 1.5mΩ の出力インピーダンスが得られます。