JAJSFF3B November   2020  – April 2021 INA849

PRODUCTION DATA  

  1. 特長
  2. アプリケーション
  3. 概要
  4. 改訂履歴
  5. デバイス比較表
  6. ピン構成および機能
  7. 仕様
    1. 7.1 絶対最大定格
    2. 7.2 ESD 定格
    3. 7.3 推奨動作条件
    4. 7.4 熱に関する情報
    5. 7.5 電気的特性
    6. 7.6 代表的特性
  8. 詳細説明
    1. 8.1 概要
    2. 8.2 機能ブロック図
    3. 8.3 機能説明
      1. 8.3.1 可変ゲイン設定
      2. 8.3.2 ゲイン・ドリフト
      3. 8.3.3 広い入力同相範囲
    4. 8.4 デバイスの機能モード
  9. アプリケーションと実装
    1. 9.1 アプリケーション情報
      1. 9.1.1 リファレンス・ピン
      2. 9.1.2 入力バイアス電流のリターン・パス
      3. 9.1.3 消費電力による熱の影響
    2. 9.2 代表的なアプリケーション
      1. 9.2.1 センサ・コンディショニング回路
        1. 9.2.1.1 設計要件
        2. 9.2.1.2 詳細な設計手順
      2. 9.2.2 マイク・プリアンプ回路のファンタム電源
  10. 10電源に関する推奨事項
  11. 11レイアウト
    1. 11.1 レイアウトのガイドライン
    2. 11.2 レイアウト例
  12. 12デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 12.1 ドキュメントのサポート
      1. 12.1.1 関連資料
    2. 12.2 Receiving Notification of Documentation Updates
    3. 12.3 サポート・リソース
    4. 12.4 商標
    5. 12.5 Electrostatic Discharge Caution
    6. 12.6 Glossary
  13. 13メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

詳細な設計手順

計測アンプを使用して AC 結合の入力信号を駆動する場合、Topic Link Label9.1.2 の記載に従い入力バイアス電流パスが必要です。パスの例は、図 9-6 の抵抗 R1 および R2 です。抵抗値を選択するには、より低い値で増加する入力電流ノイズと、より高い値で増加する入力電圧ノイズとの間でトレードオフを見きわめる必要があります。

図 9-6 のアプリケーション回路例に示すように、Topic Link Label9.1.1 は、基準ピンを低インピーダンス基準に接続する必要があることを示しています。基準ピンは、高抵抗分圧器により作り出される 2.5V の基準電圧に接続する必要があります。OPA192 は基準電圧のバッファを可能にします。OPA192 の実効出力インピーダンスは次のように求められます。OPA192 アンプの DC 開ループ・インピーダンスは約 3kΩです。バッファ構成 (AV = 1) において、開ループ電圧ゲインにより、アンプの出力インピーダンスは低下します。OPA192 は 126dB の標準的な AOL を指定しているため、ROUT = 1.5mΩ の出力インピーダンスが得られます。