JAJSFM2H April 2018 – June 2024 ISO1410 , ISO1412 , ISO1430 , ISO1432 , ISO1450 , ISO1452
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
ISO14xx デバイスの差動レシーバには、以下の原因で発生する無効なバス状態からのフェイルセーフ保護があります。
終端された伝送ラインがこれらいずれかの状態になると、RS-485 レシーバの差動入力は 0 になります。レシーバはフェイルセーフ ロジック High 状態を出力し、レシーバの出力が不定にならないようにします。
不定範囲に 0V の差動が含まれないように、レシーバのスレッショルドはレシーバのフェイルセーフ保護でオフセットされます。RS-485 規格に準拠するためには、差動入力 (VID) が 200mV を超えたときに、レシーバ出力がロジック High を生成する必要があります。同様に、RS-485 規格に準拠するためには、VID が -200mV 未満のときには、レシーバ出力がロジック Low 出力を生成する必要があります。フェイルセーフ性能を決定するレシーバ パラメータは、VTH+、VTH-、VHYS です。「電気的特性」表に示すように、差動信号が -200mV 未満の場合は常にレシーバ出力は Low になります。差動信号が 200mV を超える場合、レシーバ出力は常に High になります。差動入力信号がゼロに近い場合でも、VTH+ スレッショルドを上回っていれば、レシーバ出力はロジック High になります。レシーバ出力が Low 状態になるのは、差動入力が VHYS だけ低下して VTH+ を下回った場合のみです。
内部のフェイルセーフ バイアス機能により、図 9-3 に示すように、従来型の絶縁型 RS-485 トランシーバで一般的に必要とされる 2 つの外部抵抗が不要になり ます。