JAJSFM2H April   2018  – June 2024 ISO1410 , ISO1412 , ISO1430 , ISO1432 , ISO1450 , ISO1452

PRODUCTION DATA  

  1.   1
  2. 特長
  3. アプリケーション
  4. 概要
  5. 概要 (続き)
  6. デバイス比較表
  7. ピン構成および機能
    1.     ピンの機能:全二重デバイス
    2.     ピンの機能:半二重デバイス
  8. 仕様
    1. 7.1  絶対最大定格
    2. 7.2  ESD 定格
    3. 7.3  推奨動作条件
    4. 7.4  熱に関する情報
    5. 7.5  電力定格
    6. 7.6  絶縁仕様
    7. 7.7  安全関連認証
    8. 7.8  安全限界値
    9. 7.9  電気的特性:ドライバ
    10. 7.10 電気的特性:レシーバ
    11. 7.11 電源電流特性:サイド 1 (ICC1)
    12. 7.12 電源電流特性:サイド 2 (ICC2)
    13. 7.13 スイッチング特性:ドライバ
    14. 7.14 スイッチング特性:レシーバ
    15. 7.15 絶縁特性曲線
    16. 7.16 代表的特性
  9. パラメータ測定情報
  10. 詳細説明
    1. 9.1 概要
    2. 9.2 機能ブロック図
    3. 9.3 機能説明
      1. 9.3.1 電磁両立性 (EMC) に関する検討事項
      2. 9.3.2 フェイルセーフ レシーバ
      3. 9.3.3 サーマル シャットダウン
      4. 9.3.4 グリッチ フリーのパワーアップ / パワーダウン
    4. 9.4 デバイスの機能モード
      1. 9.4.1 デバイス I/O 回路図
  11. 10アプリケーションと実装
    1. 10.1 アプリケーション情報
    2. 10.2 代表的なアプリケーション
      1. 10.2.1 設計要件
      2. 10.2.2 詳細な設計手順
        1. 10.2.2.1 データ レートとバス長
        2. 10.2.2.2 スタブ長
        3. 10.2.2.3 バスの負荷
      3. 10.2.3 アプリケーション曲線
        1. 10.2.3.1 絶縁寿命
  12. 11電源に関する推奨事項
  13. 12レイアウト
    1. 12.1 レイアウトのガイドライン
      1. 12.1.1 PCB 材料
    2. 12.2 レイアウト例
  14. 13デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 13.1 ドキュメントのサポート
      1. 13.1.1 関連資料
        1. 13.1.1.1 関連リンク
    2. 13.2 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    3. 13.3 サポート・リソース
    4. 13.4 商標
    5. 13.5 静電気放電に関する注意事項
    6. 13.6 用語集
  15. 14改訂履歴
  16. 15メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
  • DW|16
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

フェイルセーフ レシーバ

ISO14xx デバイスの差動レシーバには、以下の原因で発生する無効なバス状態からのフェイルセーフ保護があります。

  • ケーブルの破損やコネクタの接続解除などのオープン バス状態
  • ケーブルの絶縁破壊によりツイストペアが短絡するなどの短絡したバス状態
  • バス上のドライバがアクティブに駆動していないときに発生するアイドル バス状態

終端された伝送ラインがこれらいずれかの状態になると、RS-485 レシーバの差動入力は 0 になります。レシーバはフェイルセーフ ロジック High 状態を出力し、レシーバの出力が不定にならないようにします。

不定範囲に 0V の差動が含まれないように、レシーバのスレッショルドはレシーバのフェイルセーフ保護でオフセットされます。RS-485 規格に準拠するためには、差動入力 (VID) が 200mV を超えたときに、レシーバ出力がロジック High を生成する必要があります。同様に、RS-485 規格に準拠するためには、VID が -200mV 未満のときには、レシーバ出力がロジック Low 出力を生成する必要があります。フェイルセーフ性能を決定するレシーバ パラメータは、VTH+、VTH-、VHYS です。「電気的特性」表に示すように、差動信号が -200mV 未満の場合は常にレシーバ出力は Low になります。差動信号が 200mV を超える場合、レシーバ出力は常に High になります。差動入力信号がゼロに近い場合でも、VTH+ スレッショルドを上回っていれば、レシーバ出力はロジック High になります。レシーバ出力が Low 状態になるのは、差動入力が VHYS だけ低下して VTH+ を下回った場合のみです。

内部のフェイルセーフ バイアス機能により、図 9-3 に示すように、従来型の絶縁型 RS-485 トランシーバで一般的に必要とされる 2 つの外部抵抗が不要になり ます。

ISO1450 ISO1452 ISO1410 ISO1412 ISO1430 ISO1432 フェイルセーフ トランシーバ図 9-3 フェイルセーフ トランシーバ