JAJS331R July 2006 – October 2024 ISO7220A , ISO7220B , ISO7220C , ISO7220M , ISO7221A , ISO7221B , ISO7221C , ISO7221M
PRODUCTION DATA
ISO7220xおよびISO7221xファミリのデバイスは、デュアル チャネルのデジタル アイソレータです。PCBレイアウトを行いやすくするため、チャネルはISO7220xでは同じ方向、ISO7221xでは反対方向に配置されています。これらのデバイスはテキサス・インスツルメンツのシリコン酸化膜 (SiO2) 絶縁バリアによって分離されたロジック入出力バッファを搭載しており、VDE に準拠した最大 4000VPK のガルバニック絶縁を提供します。これらのデバイスを絶縁型電源と組み合わせて使用すると、高電圧がブロックされ、グランドが絶縁されます。また、データ バスや他の回路で発生したノイズ電流がローカル グランドに入り込み、ノイズに敏感な回路に干渉または損傷を与えることを防止できます。
バイナリ入力信号がコンディショニングされ、バランスされた信号に変換されてから、容量性絶縁バリアによって差動化されます。絶縁バリアを通過して、差動コンパレータがロジック変換情報を受け取り、それに応じてフリップフロップおよび出力回路を設定またはリセットします。バリアを通して周期的に更新パルスが送信され、出力の DC レベルが適切であることを検証します。このDC更新パルスが4μsごとに受信されない場合、入力に電力が供給されていない、またはアクティブに駆動されていないと見なされ、フェイルセーフ回路により出力が論理HIGH状態に駆動されます。
容量が小さく、その結果として時定数も小さいため、高速な動作が可能で、0Mbps (DC)から150Mbpsまでの信号速度に対応できます(ラインの信号速度は、1秒あたりの電圧遷移回数で、bps単位で表されます)。Aオプション、Bオプション、Cオプションのデバイスは、入力にTTL入力しきい値とノイズ フィルタが存在し、遷移パルスがデバイスの出力に渡されることを防止します。M オプションのデバイスには CMOS VCC/2 入力しきい値が存在しますが、入力ノイズ フィルタはなく、追加の伝搬遅延が発生しません。
ISO7220xおよびISO7221xファミリのデバイスは2.8V (Cグレード)、3.3V、5V、またはいずれかの組み合わせの2つの電源電圧を必要とします。2.8Vまたは3.3V電源で動作するとき、すべての入力は5V許容で、すべての出力は4mA CMOSです。
ISO7220xおよびISO7221xファミリのデバイスは、-40℃~+125℃の周囲温度範囲で動作が規定されています。