JAJSO77C November 2021 – January 2023 ISOUSB211
PRODUCTION DATA
#GUID-A8CEA6EB-7010-48A6-B2C5-D33DF1F423DE に、ISOUSB211 を使用してホストまたはハブを絶縁するためのアプリケーションを示します。この例では、マイコン側で V3P3V1 と VBUS1 を一緒に外部の 3.3V 電源に接続しています。V1P8V1 電源は、V CC1 に 3.3V 電源を供給することで、内蔵の 1.8V LDO を使用して生成されます。コネクタ側では、USB コネクタからの VBUS が VBUS2 に接続され、内部の 3.3V LDO を使用して V3P3V2 電源が生成されます。VCC2 と V1P8V2 は、ともに VBUS から得られた外部 1.8V 電源に接続されています。ISOUSB211 内部の消費電力を最適化するオプションについては、必要に応じて GUID-3CB57389-D528-493C-9EA7-3B713B25957E.html#GUID-BDF49803-7698-4DBD-B37B-43CB6C4ED2A3 を参照してください。
デカップリング・コンデンサは、「電源に関する推奨事項」のセクションに記載されている推奨事項に従って、ISOUSB211 の隣に配置します。絶縁型 DC/DC コンバータ (SN6505 など) は、3.3V のローカル電源を使用して VBUS に電力を供給します。ホストまたはハブの場合、USB 規格では、ダウンストリームのペリフェラルを接続したときに突入電流を供給できるように、VBUS に 120μF のコンデンサを配置する必要があることに注意してください。さらに、過渡電流に対応するため、VBUS ピンの近くに 100nF のコンデンサを配置することをお勧めします。
静電容量が小さく動的抵抗が小さい ESD ダイオード (PESD5V0C1USF など) は、D+ および D- ラインに配置できます。図に示すように、DC 抵抗が 100mΩ 未満のフェライト・ビーズを、コネクタの VBUS ピンと ISOUSB211 の VBUS ピンの間にオプションで配置することで、ESD などの過渡現象を抑制できます。
使用する絶縁型電源が VBUS 上で 1.5A を超える電流を供給できる場合、バッテリ・チャージャ仕様 BC 1.2 に従って、ポートを CDP ポートとして構成できます。これを行うには、ISOUSB211 の CDPENZ2 ピンを図のようにグランドに接続する必要があります。この状況で、ISOUSB211 は接続されたペリフェラルからの BC 1.2 信号に応答し、VBUS 上でポートが 1.5A の電流を供給できることをペリフェラルに示します。