JAJSAK4M August 2006 – March 2021 LM3880
PRODUCTION DATA
LM3880 のタイミング・シーケンスは、イネーブル信号のアサートにより制御されます。イネーブル・ピンは、バンドギャップ電圧 (1.25V) を基準とする内部コンパレータを使って設計されているため、高精度のスレッショルドを備えています。そのため、コンデンサを使用して遅延タイミングを外部で設定でき、または、特定のイベント (ライン電圧が公称値の 90% に達したなど) に基づいてシーケンシングを開始させることができます。VCC に電力を供給するレールに遅延シーケンスを追加する場合も、#SNVS45119873 に示すようにコンデンサを EN ピンに接続するだけで済みます。
内部のプルアップ電流源を使用して、外付けコンデンサ (CEN) を充電する場合、イネーブル・ピンの遅延時間は#SNVS45119875 で計算できます。
また、抵抗分圧器を使用して、特定の電圧スレッショルドに基づいてデバイスをイネーブルすることもできます。抵抗分圧器のサイズを決定するには、内部電流源の影響を含めるよう注意してください。
EN ピンの特長の 1 つは、グリッチ・フリーで動作することです。第 1 タイマは立ち上がりスレッショルドでカウントを開始しますが、第 1 出力フラグが解除される前に EN ピンがデアサートされると、常にリセットされます。この動作を、#SNVS45119880 に示します。