JAJSGM8E December 2018 – August 2023 LM5155 , LM51551
PRODUCTION DATA
このデバイスは、BIAS ピンから電源が供給される、広い入力範囲の内部 VCC レギュレータを備えています。広い入力範囲の VCC レギュレータにより、BIAS ピンを 3.5V~45V の電源電圧に直接接続できます。
VCC レギュレータは、デバイスがスタンバイ・モードまたは実行モードのときにオンになります。BIAS ピンの電圧が VCC レギュレーション・ターゲットを下回るとき、VCC 出力は小さなドロップアウト電圧で BIAS に追従します。BIAS ピンの電圧が VCC レギュレーション・ターゲットより高いとき、VCC レギュレータは N チャネル MOSFET ドライバに 6.85V の電源を供給します。
VCC レギュレータは、最低 35mA の能力で、VCC ピンに接続されているコンデンサに電流を供給します。推奨の VCC コンデンサの値は、1μF~4.7μF です。
このデバイスは、通常の構成で 3.5V~45V の広い入力範囲をサポートします。BIAS ピンを VCC ピンに直接接続することで、デバイスは 2.97V~16V の入力をサポートします。この構成は、デバイスが 1 セル・バッテリから起動する場合に推奨されます。
図 9-6 に示すように、昇圧コンバータ出力または外部電源から BIAS ピンに電力を供給することで、スタートアップ後の最低電源電圧をさらに下げることができます。
フライバック・トポロジでは、追加のトランス巻線を使用して VCC に電力を供給することで、デバイスの内部消費電力を低減できます。この構成では、外部 VCC 電源電圧は VCC レギュレーション・ターゲット (VVCC-REG) より高い必要があり、また VCC レギュレータには VCC と BIAS の間にダイオードが含まれているため、BIAS ピンの電圧は VCC 電圧より高い必要があります。
外部 VCC バイアス電源の電圧が BIAS ピンの電圧よりも高い場合、外部バイアス電源から VCC 経由で昇圧入力電源に電流が流れることを防止するため、入力電源と BIAS ピンの間に外付けのブロッキング・ダイオードを使用します。