JAJSME9A July 2023 – September 2023 LM74912-Q1
PRODUCTION DATA
チャージ・ポンプは、外部の N チャネル MOSFET の駆動に必要な電圧を供給します。CAP ピンと VS ピンの間に外付けチャージ・ポンプ・コンデンサを配置して、外部 MOSFET をオンにするための電力を供給します。チャージ・ポンプが外部コンデンサに電流を供給するには、EN および SLEEP ピンの電圧が、指定された入力 High スレッショルドよりも高い必要があります。イネーブルにすると、チャージ・ポンプは標準値 4mA の充電電流を供給します。EN または SLEEP ピンが Low にプルされると、チャージ・ポンプはディセーブルのままです。外部 MOSFET を規定のスレッショルド電圧よりも高く駆動できるように、内部ゲート・ドライバがイネーブルになる前に、CAP から VS への電圧が低電圧誤動作防止スレッショルド (標準 6.6V) よりも高くなっている必要があります。ゲート・ドライバの初期イネーブル遅延を計算するには、式 3 を使用します。
ここで、
ゲート・ドライブのチャタリングを除去するには、VCAP 低電圧誤動作防止に約 1V のヒステリシスを加えます。チャージ・ポンプは、CAP から VS への電圧が標準 13.2V に達するまでイネーブルに維持され、この時点でチャージ・ポンプはディセーブルされ、VS ピンに流れる電流が減少します。CAP から VS への電圧が標準 12.2V を下回るまで、チャージ・ポンプはディセーブルのまま維持され、その時点でチャージ・ポンプはイネーブルになります。図 8-1 に示すように、CAP と VS の間の電圧は 12.2V~13.2V の間で充電および放電を継続します。チャージ・ポンプをイネーブル / ディセーブルすることで、LM74912-Q1 の動作時静止電流が減少します。チャージ・ポンプがディセーブルになると、15μA の電流をシンクします。