JAJSME9A July 2023 – September 2023 LM74912-Q1
PRODUCTION DATA
表 9-1 に、過電圧カットオフ機能を備えた車載バッテリ逆接続保護回路を設計する際に知っておく必要のある設計パラメータをまとめています。電源投入時には、MOSFET が SOA 内で適切に動作するように、MOSFET Q2 を流れる突入電流を制限する必要があります。PCB の最大負荷電流、最大周囲温度、熱特性によって MOSFET Q2 の RDSON が決まり、最大動作電圧によって MOSFET Q2 の電圧定格が決まります。MOSFET Q2 の選択は、主に最大動作負荷電流、最大周囲温度、AC 重畳電圧リップルの最大周波数、ISO 7637-2 のパルス 1 の要件により決まります。過電圧スレッショルドは、バッテリ逆接続保護回路の後段にあるダウンストリーム DC / DC コンバータまたは他の部品の定格に基づいて決まります。MOSFET Q1、Q2、LM74912-Q1 の安全な動作レベルに入力過渡電圧をクランプするには、1 つの双方向 TVS または 2 つの逆並列単方向 TVS が必要です。