JAJSSD9D April 2006 – February 2024 LM94
PRODUCTION DATA
ファンの電源ピンのいずれかを PWM 駆動してファン速度を変化させると、ファンのタコメータ出力が乱れます。LM94 には、信号の乱れにもかかわらず正確なタコメータ読み取りを可能にするスマート タコメータ回路が含まれています。スマート タコメータ モードでは、4 秒以内に 4 つすべての信号が測定されます。
スマート タコメータのキャプチャ サイクルは、次のステップで動作します。
各ファン タコメータ値レジスタの下位 2 ビットは予約済みです。スマート タコメータ機能は、これらのビットをうまく利用しています。通常のタコメータ モードでは、これらのビットは 00 を返します。スマート タコメータ モードでは、この 2 つのビットによって読み出し精度のレベルが決まります。11 が最も精度が高く (2 周期を使用)、10 が最も精度が低い (1 周期を使用) ことを示します。測定サイクル中に 1 周期未満しか発生しなかった場合、下位 2 ビットは 10 に設定されます。
スマート ファン タコメータ モードでは、LM94 ステータス / 制御レジスタの TACH_EDGE フィールドが使用されます。アクティブなエッジ タイプが 1 つだけの場合、測定は常にそのエッジ タイプ (立ち上がりまたは立ち下がり) を使用します。両方がアクティブの場合、測定には最初に発生したエッジ タイプが使用されます。
通常、スマート ファン タコメータ モードでキャプチャされる最小 RPM は、約 50% のデューティ サイクルで 1 回転あたり 2 パルスを生成するファンの場合、900RPM です。