JAJSSD9D April 2006 – February 2024 LM94
PRODUCTION DATA
B_Error ステータス レジスタには、LM94 が監視できる特定のエラー イベントを表す複数のビットが含まれています。対応するエラー イベントが発生するたびに、LM94 は指定されたビットを設定します。LM94 ステータス / 制御レジスタの BMC_ERR ビットは、BMC エラー ステータス レジスタのビットが設定されている場合にも設定されます。有効な場合、BMC_ERR が設定されているときは常に ALERT もアサートされます。例外としては、PROCHOT エラー ステータス レジスタの固定スレッショルド エラー ステータス ビットがあります。BMC_ERR または ALERT には影響しません。
BMC エラー ステータス レジスタにビットが設定されると、エラー イベントが解消しても、LM94 によってそのビットが自動的にクリアされることはありません。各ビットはソフトウェアによってクリアされる必要があります。エラー状態が続いているときにソフトウェアがビットをクリアしようとしても、そのエラーがマスクされていない場合、そのビットはクリアされません。エラーがマスクされている場合は、エラー状態がまだ続いていてもビットはクリアできます。
LM94 が ASF モードの場合、BMC エラー ステータス レジスタは読み出しでクリアと書き込みでクリアの両方が可能です。ASF モードではない場合、レジスタをクリアするには、1 を書き込んでクリアのみが可能です。
このセクションで説明する各レジスタには、スリープ マスキング という列があります。この列には、さまざまなスリープ状態でマスクされるエラー イベントが示されます。システムのスリープ状態は、スリープ状態制御レジスタに書き込むことで LM94 に通知されます。この列のスリープ状態は横に * が付いている場合、スリープ状態マスク レジスタに応じて、そのスリープ モードでエラー イベントがオプションでマスクされることを示しています。