JAJSSD9D April 2006 – February 2024 LM94
PRODUCTION DATA
PROCHOT は、プロセッサがあらかじめ設定された温度トリップ ポイントに達したことを示すプロセッサからの出力です。このトリップ ポイントで、プロセッサは、VRD に供給する 6 ビット VID の値を変更することで、内部動作周波数を下げるか、電源電圧を下げるかのいずれかまたは両方をプログラムできます。最終的な VID 設定と、新しい VID への遷移レートは、プロセッサ内でプログラム可能です。
PROCHOT が 100% スロットリングされている場合、CPU が動作していないわけではありませんが、プロセッサの温度が上昇し続けると、CPU がサーマル トリップに達する可能性があります。
また、PROCHOT は一部のプロセッサへの入力でもあるため、外部コントローラは外部イベントに基づいてサーマル スロットルを強制的に実行することもできます。
温度が事前定義されたサーマル トリップ ポイントを下回ると、プロセッサは PROCHOT をアサートしなくなります。
プロセッサは、あらかじめ決められた時間にわたって、トリップ ポイントを上回る / 下回る温度を要求することで、トリップ ポイント周辺での振動を回避します。この時間を追跡するためにプロセッサ内部のカウンタが使用されます。トリップを解除するには、温度超過トリップの場合はカウンタを最大カウントまでインクリメントし、トリップ温度設定以下の場合はデクリメントしてゼロにする必要があります。
PROCHOT の最小アサート時間は、FSB 周波数に依存します。プロセッサが PROCHOT をアサートする最小時間は 187µs と推定されます。