JAJSJ18A June 2024 – October 2024 LMH1229 , LMH1239
PRODUCTION DATA
LMH12x9 (LMH1229、LMH1239) は、長距離対応の適応型ケーブル イコライザであり、リクロッカ、デュアル出力、75Ω ループ スルー出力を内蔵しています。このデバイスは、75Ω の同軸ケーブル経由で伝送するデータをイコライジング (平衡化) する設計を採用しており、125Mbps~11.88Gbps の SMPTE データ レートで動作します。
4K/8K ビデオ アプリケーションで 12G-SDI (11.88Gbps) を使用する場合、SDI 入力に実装した適応型イコライザは、最大 100m の Belden1694A のケーブル到達距離にわたって自動損失補償を行うことができます。オンチップのリクロッカは高周波ジッタを減衰させ、クリーンで低ジッタのクロックを使用して、データを全面的に再生成します。CDR ループ帯域幅を削減するため、オプションの外付けコンデンサを使用してリクロッカのループ フィルタを調整できます。
配線の簡素化とデバッグのため、VOD およびディエンファシス制御付きの 2 つの 100Ω ファンアウトと、1 つの 75Ω ループスルー SDI 出力で構成された 1:3 出力マルチプレクサを LMH12x9 は備えています。75Ω ループスルー出力は、信号の到達範囲を拡大し、またはシステム レベルの診断を可能にするために備わっています。
LMH12x9 は、すべてのデータ速度にわたる厳格な SMPTE 仕様を満たすリターン ロス ネットワークを内蔵しています。また、LMH12x9 は、システムの診断とボードの立ち上げをサポートするため、内部アイ開口モニタと、CDR ロック表示、入力搬送波検出、ケーブル障害検出、ハードウェア割り込み用のプログラム可能ピンも備えています。
ケーブル イコライザ アプリケーションで使用する場合、LMH1229 は LMH1297 (リクロッカ内蔵 12G UHD-SDI 双方向 I/O) とピン互換です。システム レベルの冗長性のため、LMH1239 は追加の SDI 入力マルチプレクサを 1 つ内蔵しています。