JAJST00 February 2024 LMR38015
PRODUCTION DATA
すべてのスイッチング レギュレータには、制御回路に関連する固有の遅延とブランキング時間によって決まる、制御可能なオン時間の最小値があります。この事実により、スイッチのデューティ サイクルには最小値があるので、変換比にも最小値があります。この制約は、入力電圧が高く出力電圧が低いときに発生します。制御可能な最小デューティ サイクルを延長できるように、LMR38015 は 最小オン時間制限に達するとスイッチング周波数を自動的に低下させます。このようにして、コンバータは、最大入力電圧におけるプログラム可能な最小出力電圧を安定化できます。与えられた出力電圧に対して、周波数フォールドバックが発生する前の入力電圧の概略推定値を 式 8 に示します。入力電圧が高くなると、出力電圧を安定化させるためにスイッチ オン時間 (デューティ サイクル) が短くなります。オン時間が制限値に達すると、スイッチング周波数は低下しますが、オン時間は固定されたままです。