JAJST00 February 2024 LMR38015
PRODUCTION DATA
LMR38015 のパワー グッド フラグ機能 (PG 出力ピン) は、出力電圧が安定化範囲を外れたときにホスト マイクロプロセッサにアラートを送るフラグとして使用できます。このオープン ドレイン出力は、電流制限条件による出力の安定化範囲逸脱やサーマル シャットダウン イベントなどのフォルト条件で LOW に遷移します。グリッチ フィルタは、出力電圧の短時間の変動 (ラインおよび負荷過渡時など) に対するフラグの誤動作を防止します。tPG よりも短い出力電圧変動では、パワー グッド フラグは立ちません。ソフト スタート イベント中、パワー グッドは Low に保持され、出力電圧が最終的な安定値に達すると解放されることに注意します。
パワー グッド出力はオープン ドレインの NMOS で構成されており、外付けプルアップ抵抗を適切なロジック電源へ接続する必要があります。パワー グッド出力は、必要に応じて 100kΩ 抵抗を介して VCC または VOUT にプルアップすることもできます。この機能が不要な場合は、PG ピンをフローティングのままにする必要があります。EN が Low にプルされると、フラグ出力も Low に強制されます。EN が Low のとき、入力電圧が 2V (標準値) 以上である限り、パワー グッドは有効な状態を維持します。EN が High に戻った場合、出力電圧が最終値に達した後でのみパワー グッドが High になることに注意してください。パワー グッド フラグ ピンへ流れ込む電流は、5mA DC 未満に制限することを推奨します。最大電流は、デバイスがイネーブルのときは約 35mA、デバイスがディセーブルのときは約 65mA に内部的に制限されます。内部電流制限により、この出力に接続されているフィルタ コンデンサの放電時に発生する可能性のある過渡電流からデバイスが保護されます。