JAJSO75 November 2023 MCF8329A
PRODUCTION DATA
Fault_Configuration レジスタのメモリマップされたレジスタを、表 7-42 に示します。表 7-42 に記載されていないレジスタ オフセット アドレスは、すべて予約済みと見なされます。これらのレジスタの内容を変更してはいけません。
オフセット | 略称 | レジスタ名 | セクション |
---|---|---|---|
90h | FAULT_CONFIG1 | フォルト設定 1 | セクション 7.7.4.1 |
92h | FAULT_CONFIG2 | フォルト設定 2 | セクション 7.7.4.2 |
表の小さなセルに収まるように、複雑なビット アクセス タイプを記号で表記しています。表 7-43 に、このセクションでアクセス タイプに使用しているコードを示します。
アクセス タイプ | コード | 説明 |
---|---|---|
読み取りタイプ | ||
R | R | 読み取り |
書き込みタイプ | ||
W | W | 書き込み |
リセットまたはデフォルト値 | ||
-n | リセット後の値またはデフォルト値 |
FAULT_CONFIG1 を表 7-44 に示します。
概略表に戻ります。
フォルト設定 1 を設定するためのレジスタ
ビット | フィールド | タイプ | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
31 | PARITY | R/W | 0h | パリティ ビット |
30-27 | ILIMIT | R/W | 0h | ピーク位相電流の制限値 (BASE_CURRENT の %) 0h = 5% 1h = 10% 2h = 15% 3h = 20% 4h = 25% 5h = 30% 6h = 40% 7h = 50% 8h = 60% 9h = 65% Ah = 70% Bh = 75% Ch = 80% Dh = 85% Eh = 90% Fh = 95% |
26-23 | HW_LOCK_ILIMIT | R/W | 0h | コンパレータによるロック検出電流の制限値 (BASE_CURRENT の %) 0h = 5% 1h = 10% 2h = 15% 3h = 20% 4h = 25% 5h = 30% 6h = 40% 7h = 50% 8h = 60% 9h = 65% Ah = 70% Bh = 75% Ch = 80% Dh = 85% Eh = 90% Fh = 95% |
22-19 | LOCK_ILIMIT | R/W | 0h | ADC によるロック検出電流の制限値 (BASE_CURRENT の %) 0h = 5% 1h = 10% 2h = 15% 3h = 20% 4h = 25% 5h = 30% 6h = 40% 7h = 50% 8h = 60% 9h = 65% Ah = 70% Bh = 75% Ch = 80% Dh = 85% Eh = 90% Fh = 95% |
18-15 | LOCK_ILIMIT_MODE | R/W | 0h | ロック電流制限モード 0h = ILIMIT ロック検出によりフォルトをラッチ、nFAULT はアクティブ、ゲート ドライバはトライステート 1h = ILIMIT ロック検出によりフォルトをラッチ、nFAULT はアクティブ、ゲート ドライバはトライステート 2h = ILIMIT ロック検出によりフォルトをラッチ、nFAULT はアクティブ、ゲート ドライバはローサイド ブレーキ モード (すべてのローサイド FET をターンオン) 3h = ILIMIT ロック検出によりフォルトをラッチ、nFAULT はアクティブ、ゲート ドライバはローサイド ブレーキ モード (すべてのローサイド FET をターンオン) 4h = LCK_RETRY 時間後、フォルトが自動的にクリアされる。リトライ回数は AUTO_RETRY_TIMES に制限される。リトライ回数が AUTO_RETRY_TIMES を超えると、フォルトがラッチされ、ゲート ドライバはトライステートになり、nFAULT はアクティブになる。 5h = LCK_RETRY 時間後、フォルトが自動的にクリアされる。リトライ回数は AUTO_RETRY_TIMES に制限される。リトライ回数が AUTO_RETRY_TIMES を超えると、フォルトがラッチされ、ゲート ドライバはトライステートになり、nFAULT はアクティブになる。 6h = AUTO_RETRY_TIMES の回数だけ、LCK_RETRY 時間後にフォルトが自動的にクリアされる。ゲート ドライバはローサイド ブレーキ モード (すべてのローサイド FET がオン) になり、nFAULT はアクティブになる。 7h = LCK_RETRY 時間後、フォルトが自動的にクリアされる。 リトライ回数は AUTO_RETRY_TIMES に制限される。リトライ回数が AUTO_RETRY_TIMES を超えると、フォルトがラッチされ、ゲート ドライバはローサイド ブレーキ モード (すべてのローサイド FET をターンオン) になり、nFAULT はアクティブになる。 8h = ILIMIT ロック検出電流制限は通知のみ。何の動作も行われない。nFAULT はアクティブになる。 9h = ILIMIT ロックを無効化 Ah = ILIMIT ロックを無効化 Bh = ILIMIT ロックを無効化 Ch = ILIMIT ロックを無効化 Dh = ILIMIT ロックを無効化 Eh = ILIMIT ロックを無効化 Fh = ILIMIT ロックを無効化 |
14-11 | LOCK_ILIMIT_DEG | R/W | 0h | ロック検出電流制限のグリッチ除去時間 0h = グリッチ除去なし 1h = 0.1ms 2h = 0.2ms 3h = 0.5ms 4h = 1ms 5h = 2.5ms 6h = 5ms 7h = 7.5ms 8h = 10ms 9h = 25ms Ah = 50ms Bh = 75ms Ch = 100ms Dh = 200ms Eh = 500ms Fh = 1000ms |
10-7 | LCK_RETRY | R/W | 0h | ロック検出リトライ時間 0h = 300ms 1h = 500ms 2h = 1s 3h = 2s 4h = 3s 5h = 4s 6h = 5s 7h = 6s 8h = 7s 9h = 8s Ah = 9s Bh = 10s Ch = 11s Dh = 12s Eh = 13s Fh = 14s |
6-3 | MTR_LCK_MODE | R/W | 0h | モーター ロック モード 0h = モーター ロック検出によりフォルトをラッチ、nFAULT はアクティブ、ゲート ドライバはトライステート 1h = モーター ロック検出によりフォルトをラッチ、nFAULT はアクティブ、ゲート ドライバはトライステート 2h = モーター ロック検出によりフォルトをラッチ、nFAULT はアクティブ、ゲート ドライバはローサイド ブレーキ モード (すべてのローサイド FET をターンオン) 3h = モーター ロック検出によりフォルトをラッチ、nFAULT はアクティブ、ゲート ドライバはローサイド ブレーキ モード (すべてのローサイド FET をターンオン) 4h = LCK_RETRY 時間後、フォルトが自動的にクリアされる。 リトライ回数は AUTO_RETRY_TIMES に制限される。リトライ回数が AUTO_RETRY_TIMES を超えると、フォルトがラッチされ、ゲート ドライバはトライステートになり、nFAULT はアクティブになる。 5h = LCK_RETRY 時間後、フォルトが自動的にクリアされる。リトライ回数は AUTO_RETRY_TIMES に制限される。リトライ回数が AUTO_RETRY_TIMES を超えると、フォルトがラッチされ、ゲート ドライバはトライステートになり、nFAULT はアクティブになる。 6h = AUTO_RETRY_TIMES の回数だけ、LCK_RETRY 時間後にフォルトが自動的にクリアされる。ゲート ドライバはローサイド ブレーキ モード (すべてのローサイド FET がオン) になり、nFAULT はアクティブになる。 7h = LCK_RETRY 時間後、フォルトが自動的にクリアされる。 リトライ回数は AUTO_RETRY_TIMES に制限される。リトライ回数が AUTO_RETRY_TIMES を超えると、フォルトがラッチされ、ゲート ドライバはローサイド ブレーキ モード (すべてのローサイド FET をターンオン) になり、nFAULT はアクティブになる。 8h = モーター ロック検出電流制限は通知のみ。何の動作も行われない。nFAULT はアクティブになる。 9h = モーター ロック検出を無効化 Ah = モーター ロック検出を無効化 Bh = モーター ロック検出を無効化 Ch = モーター ロック検出を無効化 Dh = モーター ロック検出を無効化 Eh = モーター ロック検出を無効化 Fh = モーター ロック検出を無効化 |
2 | IPD_TIMEOUT_FAULT_EN | R/W | 0h | IPD タイムアウト フォルト イネーブル 0h = 無効化 1h = 有効化 |
1 | IPD_FREQ_FAULT_EN | R/W | 0h | IPD 周波数フォルト イネーブル 0h = 無効化 1h = 有効化 |
0 | SATURATION_FLAGS_EN | R/W | 0h | 電流ループと速度ループの飽和の表示の有効化 0h = 無効化 1h = 有効化 |
FAULT_CONFIG2 を表 7-45 に示します。
概略表に戻ります。
フォルト設定 2 を設定するためのレジスタ
ビット | フィールド | タイプ | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
31 | PARITY | R/W | 0h | パリティ ビット |
30 | LOCK1_EN | R/W | 0h | ロック 1 (異常速度) イネーブル 0h = 無効化 1h = 有効化 |
29 | LOCK2_EN | R/W | 0h | ロック 2 (異常 BEMF) イネーブル 0h = 無効化 1h = 有効化 |
28 | LOCK3_EN | R/W | 0h | ロック 3 (モーターなし) イネーブル 0h = 無効化 1h = 有効化 |
27-25 | LOCK_ABN_SPEED | R/W | 0h | 異常速度ロック スレッショルド (MAX_SPEED の %) 0h = 130% 1h = 140% 2h = 150% 3h = 160% 4h = 170% 5h = 180% 6h = 190% 7h = 200% |
24-22 | ABNORMAL_BEMF_THR | R/W | 0h | 異常 BEMF ロック スレッショルド (BEMF の期待値の %) BEMF 期待値 = MOTOR_BEMF_CONST × 速度の期待値 0h = 40% 1h = 45% 2h = 50% 3h = 55% 4h = 60% 5h = 65% 6h = 67.5% 7h = 70% |
21-19 | NO_MTR_THR | R/W | 0h | モーターなしロック スレッショルド (BASE_CURRENT の %) 0h = 1% 1h = 2% 2h = 3% 3h = 4% 4h = 5% 5h = 7.5% 6h = 10% 7h = 20% |
18-15 | HW_LOCK_ILIMIT_MODE | R/W | 0h | ハードウェア ロック検出電流モード 0h = ハードウェア ILIMIT ロック検出によりフォルトをラッチ、nFAULT はアクティブ、ゲート ドライバはトライステート 1h = ハードウェア ILIMIT ロック検出によりフォルトをラッチ、nFAULT はアクティブ、ゲート ドライバはトライステート 2h = ハードウェア ILIMIT ロック検出によりフォルトをラッチ、nFAULT はアクティブ、ゲート ドライバはローサイド ブレーキ モード (すべてのローサイド FET をターンオン) 3h = ハードウェア ILIMIT ロック検出によりフォルトをラッチ、nFAULT はアクティブ、ゲート ドライバはローサイド ブレーキ モード (すべてのローサイド FET をターンオン) 4h = LCK_RETRY 時間後、フォルトが自動的にクリアされる。 リトライ回数は AUTO_RETRY_TIMES に制限される。リトライ回数が AUTO_RETRY_TIMES を超えると、フォルトがラッチされ、ゲート ドライバはトライステートになる。 5h = LCK_RETRY 時間後、フォルトが自動的にクリアされる。リトライ回数は AUTO_RETRY_TIMES に制限される。リトライ回数が AUTO_RETRY_TIMES を超えると、フォルトがラッチされ、ゲート ドライバはトライステートになる。 6h = LCK_RETRY 時間後、フォルトが自動的にクリアされる。リトライ回数は AUTO_RETRY_TIMES に制限される。リトライ回数が AUTO_RETRY_TIMES を超えると、フォルトがラッチされ、ゲート ドライバはローサイド ブレーキ モード (すべてのローサイド FET をターンオン) になる。 7h = LCK_RETRY 時間後、フォルトが自動的にクリアされる。リトライ回数は AUTO_RETRY_TIMES に制限される。リトライ回数が AUTO_RETRY_TIMES を超えると、フォルトがラッチされ、ゲート ドライバはローサイド ブレーキ モード (すべてのローサイド FET をターンオン) になる。 8h = ハードウェア ILIMIT ロック検出電流制限は通知のみ。何の動作も行われない。 9h = ハードウェア ILIMIT ロック検出を無効化 Ah = ハードウェア ILIMIT ロック検出を無効化 Bh = ハードウェア ILIMIT ロック検出を無効化 Ch = ハードウェア ILIMIT ロック検出を無効化 Dh = ハードウェア ILIMIT ロック検出を無効化 Eh = ハードウェア ILIMIT ロック検出を無効化 Fh = ハードウェア ILIMIT ロック検出を無効化 |
14-12 | HW_LOCK_ILIMIT_DEG | R/W | 0h | ハードウェア ロック検出電流制限のグリッチ除去時間 0h = グリッチ除去なし 1h = 1μs 2h = 2μs 3h = 3μs 4h = 4μs 5h = 5μs 6h = 6μs 7h = 7μs |
11 | VM_UV_OV_HYS | R/W | 0h | DC バス低電圧および過電圧自動復帰のヒステリシス 0h = 0.5V (UV)、1V (OV) 1h = 1V (UV)、2V (OV) |
10-8 | MIN_VM_MOTOR | R/W | 0h | モーターを駆動するための DC バス低電圧 0h = 無制限 1h = 5.0V 2h = 6.0V 3h = 7.0V 4h = 8.0V 5h = 10.0V 6h = 12.0V 7h = 15.0V |
7 | MIN_VM_MODE | R/W | 0h | DC バス低電圧フォルト復帰モード 0h = 低電圧時にラッチ 1h = 電圧が許容範囲内に入ると自動的にクリア |
6-4 | MAX_VM_MOTOR | R/W | 0h | モーターを駆動するための DC バス過電圧 0h = 無制限 1h = 10.0V 2h = 15.0V 3h = 22.0V 4h = 32.0V 5h = 40.0V 6h = 50.0V 7h = 60.0V |
3 | MAX_VM_MODE | R/W | 0h | DC バス過電圧フォルト復帰モード 0h = 過電圧時にラッチ 1h = 電圧が許容範囲内に入ると自動的にクリア |
2-0 | AUTO_RETRY_TIMES | R/W | 0h | 自動リトライ回数。いずれかのフォルト モードが「リトライ」として設定されている場合にのみ、このフィールドは使用されます。 0h = 制限なし 1h = 2 2h = 3 3h = 5 4h = 7 5h = 10 6h = 15 7h = 20 |