JAJSO75 November 2023 MCF8329A
PRODUCTION DATA
MCF8329A は、DUTY_CMD をリファレンス制御信号に変換するため、3 種類のプロファイル (リニア、階段、双方向) をサポートしています。入力制御リファレンス信号には、CTRL_MODE の設定に従い、モーター速度、DC 入力電力、モーター電流 (iq)、モーター電圧 (変調インデックス制御) を使用できます。REF_PROFILE_CONFIG によって、各種プロファイルを設定できます。REF_PROFILE_CONFIG が 00b に設定されている場合、プロファイラは適用されず、入力リファレンスはセクション 7.3.7.6 に示すデューティ コマンド (DUTY_CMD) と同じになります。
速度制御モードでは、プロファイラ出力 (REF_X) は最大速度のパーセンテージ (MAX_SPEED によって設定) に相当します (式 4 を参照)。電力制御モードでは、プロファイラ出力 (REF_X) は最大電力のパーセンテージ (MAX_POWER によって設定) に相当します (Unable to auto-generate link text を参照)。電流制御モード (iq 制御) では、プロファイラ出力 REF_X は ILIMIT のパーセンテージに対応します (式 6 を参照)。電圧制御モード (変調インデックス制御モード) では、REF_X はモーターへの Vd および Vq 変調インデックス印加電圧のパーセンテージに対応します。
REF_PROFILE_CONFIG が 00b に設定されている場合、DUTY_CMD に DUTY_HYS 未満の値の変化が生じても、SPEED REF、POWER REF、CURRENT REF、MODULATION INDEX REF に何の変化も生じさせません。DUTY_HYS は、ノイズに対する耐性を高めるため、DUTY_CMD の前後にヒステリシス ウィンドウを生成します。