MCT8329A での I2C を介した書き込み動作には、次のシーケンスが含まれます。
- I2C START 条件。
- このシーケンスは、MCT8329A を識別する 7 ビットのターゲット ID (0x60) と、0 に設定された R/W ビットで構成される I2C ターゲット START バイトで開始されます。
- START バイトの後に 24 ビットの制御ワードが続きます。書き込み動作であるため、制御ワードのビット 23 は 0 である必要があります。
- 24 ビットの制御ワードの後にデータ・バイトが続きます。データ・バイトの長さは DLEN フィールドで決まります。
- データ・バイト送信時、LSB バイトが最初に送信されます。詳細については、以下の例を参照してください。
- 16 ビット / 32 ビット書き込み – 送信されたデータは、制御ワードに記載されたアドレスに書き込まれます。
- 64 ビット書き込み – 64 ビットは、2 つの 32 ビット書き込みとして扱われます。制御ワードに記載されたアドレスは、Addr 0 と見なされます。Addr 1 は、Addr 0 を 2 増やすことで、MCT8329A によって内部的に計算されます。合計 8 データ・バイトが送信されます。最初の 4 バイト (LSB ファーストで送信) は Addr 0 に書き込まれれ、次の 4 バイトは Addr 1 に書き込まれます。
- CRC が有効化されている場合、パケットの最後に CRC バイトが付きます。CRC は、パケット全体 (ターゲット ID + W ビット、制御ワード、データ・バイト) に対して計算されます。
- I2C STOP 条件。