MCT8329A での EEPROM 書き込み手順を次に示します。
- ISD 設定 (再同期イネーブル、リバース・ドライブ・イネーブル、停止検出スレッショルドなど) をレジスタ 0x000080 (ISD_CONFIG) に書き込みます。
- モーター起動設定 (起動方法、最初のサイクルの周波数、IPD パラメータ、アライン・パラメータなど) をレジスタ 0x000082 (MOTOR_STARTUP1) に書き込みます。
- モーター起動設定 (開ループ加速度、最小デューティ・サイクルなど) をレジスタ 0x000084 (MOTOR_STARTUP2) に書き込みます。
- モーター制御設定 (閉ループ加速度、PWM 周波数、PWM 変調など) をレジスタ 0x000086 (CLOSED_LOOP1) に書き込みます。
- モーター制御設定 (FG 信号パラメータ、モーター停止オプションなど) をレジスタ 0x000088 (CLOSED_LOOP2) に書き込みます。
- モーター制御設定 (動的消磁パラメータ、BEMF スレッショルド、デューティ・サイクル・スレッショルドなど) をレジスタ 0x00008A (CLOSED_LOOP3) に書き込みます。
- モーター制御設定 (急減速デューティ・スレッショルド、ウィンドウ、電流制限を含む急減速パラメータなど) をレジスタ 0x00008C (CLOSED_LOOP4) に書き込みます。
- モーター制御設定 (閉ループ・モード、飽和限界値、Kp、Ki を含む速度ループ・パラメータなど) をレジスタ 0x00008E (CONST_SPEED) に書き込みます。
- モーター制御設定 (最大電力、定電力モード、電力レベル・ヒステリシス、最大速度を含む入力電力レギュレーション・パラメータなど) をレジスタ 0x000090 (CONST_PWR) に書き込みます。
- フォルト制御設定 (CBC、ロック電流制限値および動作、リトライ時間など) をレジスタ 0x000092 (FAULT_CONFIG1) に書き込みます。
- フォルト制御設定 (OV/UV 制限値および動作、異常速度レベル、モーター・ロック設定など) をレジスタ 0x000094 (FAULT_CONFIG2) に書き込みます。
- 150o 変調用の PWM デューティ・サイクル設定をレジスタ 0x000096 および 0x000098 (150_DEG_TWO_PH_PROFILE、150_DEG_THREE_PH_PROFILE) に書き込みます。
- 入力プロファイル設定 (プロファイル・タイプ、デューティ・サイクル、クランプ・レベルなど) をレジスタ 0x00009A、0x00009C、0x00009E、0x0000A0、0x0000A2、0x0000A4 (REF_PROFILES1~REF_PROFILES6) に書き込みます。
- DIR、BRAKE、DACOUT などのピン設定をレジスタ 0x0000A6 および 0x0000A8 (PIN_CONFIG1、PIN_CONFIG2) に書き込みます。
- デバイス設定 (デバイス・モード、外部クロック・イネーブル、クロック・ソース、入力 PWM 周波数範囲など) をレジスタ 0x0000AA (DEVICE_CONFIG) に書き込みます。
- ゲート・ドライバ設定 (CSA 設定、ゲート・ドライバ保護など) をレジスタ 0x0000AC および 0x0000AE (GD_CONFIG1、GD_CONFIG2) に書き込みます。
- シャドウ・レジスタ (0x000080~0x0000AE) の値を EEPROM に書き込むには、レジスタ 0x0000E6 に 0x8A500000 を書き込みます。
- EEPROM 書き込み動作が完了するまで、300ms の間待ちます。
ステップ 1~16 は、変更する必要があるレジスタ / パラメータに基づいて選択的に実行できます。必要な値を使ってすべてのシャドウ・レジスタを更新した後、シャドウ・レジスタの内容を EEPROM にコピーするため、ステップ 17 を実行する必要があります。
注: EEPROM の予約済みビット・フィールドのデフォルト設定値は変更できません。予約済みビットの内容を変更しないように、「リード・モディファイ・ライト」シーケンスを使って EEPROM 書き込み動作を実行することを推奨します。