JAJSD65C february 2017 – february 2023 PGA460-Q1
PRODUCTION DATA
PGA460-Q1 UART インターフェイスには、指定されたスレッショルドと交差する物体を最大 8 個まで記録する機能があります。結果は、バースト段が完了して、エコー信号が指定されたスレッショルドを下回った時点から、検出された物体のいずれかが指定されたスレッショルドと再び交差する瞬間までの 1μs 間隔の時間値として表されます。さらに、スレッショルドと交差するエコー信号の幅および物体のピーク振幅も測定および報告されます。記録時間の終了時に物体が検出された場合、物体の幅は 0xFF と報告されます。スレッショルドと交差するエコーの幅は、4μs 間隔の時間値で表されます。リスン・オンリー・コマンドを使用する場合、オブジェクト検出の開始点は、記録期間の開始時刻です。図 7-30 および 図 7-31 に、バースト / リスン・コマンドおよびリスン・オンリー・コマンドで 2 つの物体が検出される例を示します。物体検出は、DATADUMP_EN ビットが 1 にセットされているときには行われません。
比較は、指定されたスレッショルドと、DSP データ・パスの出力における信号の振幅との間で行われます。スレッショルド・レベルの値が信号振幅よりも大きい場合、物体は検出されません。信号の振幅が、エコー反射のスレッショルド・レベルよりも大きい場合、物体が検出され、その時刻がキャプチャされます。記録時間が、Px_REC パラメータで定義された記録の終わりに達し、検出すべき物体の数がまだ達成されていない場合、記録期間は完了し、検出されない物体の領域には 0xFF の値が割り当てられます。この時点で、デバイスは、次のコマンドである USART コマンド 5 に対する準備ができています。検出すべき物体の数が記録期間終了よりも前に満たされた場合、デバイスは記録サイクルを中止します。これは、所定数の物体が検出されているからであり、このときデバイスは、コマンド 5 に対する準備ができています。コマンド 0~4 を発行する前にコマンド 5 を発行すると、予測不能なデータが得られます。
以下の例は、PGA460-Q1 UART コマンドを使って物体検出を行う方法を示しています。
これらの実行コマンドのいずれかを正常に受信した後、PGA460-Q1 デバイスは要求されたアクションを直ちに実行します。