JAJSD65C february 2017 – february 2023 PGA460-Q1
PRODUCTION DATA
時間デカップリングと同様に、PGA460-Q1 デバイスには温度デカップリング機能が実装されており、トランスデューサの温度非線形性を補償するために、特定の温度ポイントで温度補償コンデンサを接続および切断できます。この機能を使用することで、トランスデューサの周波数は温度範囲全体にわたって制限値内にとどまると想定されます。この機能をイネーブルにするには、DECPL_TEMP_SEL ビットを 1 に設定する必要があります。
実行コマンドを受信すると、PGA460-Q1 デバイスは、最初に温度測定コマンドを実行し、結果を EEPROM の DECPL_T ビットで定義された温度設定と比較します。測定温度が DECPL_T ビットに基づく値よりも高い場合、DECPL ピンが LOW (GND) になり、QDECPL トランジスタがディセーブルになって、温度補償コンデンサが切断されます。測定温度 が DECPL_T ビットに基づく値よりも低い場合、DECPL ピンが HIGH (IOREG レベルに応じて 3.3V または 5V) になり、QDECPL トランジスタがイネーブルになって、温度補償コンデンサが回路に接続されます。図 7-38 に、回路の実装を示します。