JAJSGM4 December   2018 SN55HVD233-SEP

PRODUCTION DATA.  

  1. 特長
  2. アプリケーション
  3. 概要
    1.     Device Images
      1.      概略回路図
  4. 改訂履歴
  5. 概要(続き)
  6. Pin Configuration and Functions
    1.     Pin Functions
  7. Specifications
    1. 7.1  Absolute Maximum Ratings
    2. 7.2  ESD Ratings
    3. 7.3  Recommended Operating Conditions
    4. 7.4  Thermal Information
    5. 7.5  Driver Electrical Characteristics
    6. 7.6  Receiver Electrical Characteristics
    7. 7.7  Driver Switching Characteristics
    8. 7.8  Receiver Switching Characteristics
    9. 7.9  Device Switching Characteristics
    10. 7.10 Typical Characteristics
  8. Parameter Measurement Information
  9. Detailed Description
    1. 9.1 Overview
    2. 9.2 Functional Block Diagram
    3. 9.3 Feature Description
      1. 9.3.1 Modes
      2. 9.3.2 Loopback
      3. 9.3.3 CAN Bus States
      4. 9.3.4 ISO 11898 Compliance of SN55HVD233-SEP
        1. 9.3.4.1 Introduction
        2. 9.3.4.2 Differential Signal
          1. 9.3.4.2.1 Common-Mode Signal
        3. 9.3.4.3 Interoperability of 3.3-V CAN in 5-V CAN Systems
      5. 9.3.5 Thermal Shutdown
    4. 9.4 Device Functional Modes
  10. 10Application and Implementation
    1. 10.1 Application Information
      1. 10.1.1 Diagnostic Loopback
    2. 10.2 Typical Application
      1. 10.2.1 Design Requirements
      2. 10.2.2 Detailed Design Procedure
        1. 10.2.2.1 Slope Control
        2. 10.2.2.2 Standby
      3. 10.2.3 Application Curves
  11. 11Power Supply Recommendations
  12. 12Layout
    1. 12.1 Layout Guidelines
      1. 12.1.1 Bus Loading, Length, and Number of Nodes
      2. 12.1.2 CAN Termination
    2. 12.2 Layout Example
  13. 13デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 13.1 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    2. 13.2 コミュニティ・リソース
    3. 13.3 商標
    4. 13.4 静電気放電に関する注意事項
    5. 13.5 Glossary
  14. 14メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

概要(続き)

SN55HVD233-SEP は、特に厳しい放射線環境向けに設計されているため、±16V までのクロスワイヤ保護、過電圧保護、および接地損失保護といった機能のほか、過熱 (サーマル・シャットダウン) 保護機能も搭載しています。また、-7V~12Vの広い同相電圧範囲で動作します。このトランシーバは、マイクロプロセッサ、FPGA、またはASIC上のホストCANコントローラと、衛星アプリケーションで使用される差動CANバスとの間のインターフェイスになります。

モード: SN55HVD233-SEP の RS (ピン 8) を使用して、高速、勾配制御、および低消費電力スタンバイ・モードの 3 つの動作モードを選択できます。ピン8を直接グランドに接続して高速モードの動作を選択すると、立ち上がり/立ち下がり勾配の制限なしに、ドライバ出力トランジスタが可能な限り高速にオン/オフのスイッチングを実行できます。立ち上がり/立ち下がり勾配はピンの出力電流に比例するため、この勾配はピン8とグランドの間に抵抗を接続することにより調整できます。抵抗値 0Ω で勾配制御を実装した場合、シングルエンド・スルーレートは約 38V/µs となり、50kΩ までの抵抗値では約 4V/µs のスルーレートが得られます。勾配制御の詳細については、アプリケーションと実装セクションを参照してください。

SN55HVD233-SEP は、ピン 8 に HIGH ロジック・レベルが印加されると、低電流のスタンバイ (リッスンのみ) モードへ移行し、このモードでは、ドライバのスイッチがオフになり、レシーバはアクティブのまま保持されます。ローカル・プロトコル・コントローラがバスへメッセージを送信する必要がある場合は、この低電流スタンバイ・モードを元に戻す必要があります。ループバック・モードの詳細については、アプリケーション情報セクションを参照してください。

ループバック: SN55HVD233-SEP のループバック LBK ピン 5 がロジック HIGH になると、バス出力とバス入力が高インピーダンス状態になります。残りの回路はアクティブに維持され、ドライバからレシーバへのループバックに利用可能なため、バスに干渉することなく自己診断ノード機能に使用できます。

CANバスの状態: デバイスの通電動作中、CANバスにはドミナントとリセッシブという2つの状態があります。ドミナント・バス状態とは、バスが差動で駆動される場合をいい、DおよびRピンがLOWになります。リセッシブ・バス状態とは、バスがVCC/2に、レシーバの高抵抗の内部入力抵抗RINによりバイアスされる場合をいい、DおよびRピンがHIGHになります(バスの状態(物理的ビット表現)およびリセッシブ同相バイアスとレシーバの概略図を参照)。