JAJSKN3A November 2020 – March 2023 SN74LXC8T245
PRODUCTION DATA
SN74LXC8T245 は、個別に構成可能な 2 つの電源レールを使用した 8 ビット変換トランシーバです。このデバイスの VCCA および VCCB 電源は、どちらも最低 1.1V、最高 5.5V で動作します。また、VCCA = VCCB でも動作します。A ポートは VCCA を追跡し、B ポートは VCCB を追跡するように設計されています。
SN74LXC8T245 デバイスは、データ・バス間の非同期通信用に設計されており、方向制御入力 (DIR) のロジック・レベルに応じて、A バスから B バスへ、または B バスから A バスへデータを送信します。出力イネーブル入力 (OE) を使用すると、出力をディスエーブルして、バスを実質的に絶縁できます。SN74LXC8T245 (DIR および OE) の制御ピンは、VCCA を基準としています。電源オンまたは電源オフ時にレベル・シフタ I/O を高インピーダンス状態にするには、プルアップ抵抗を介して OE ピンを VCCA に接続する必要があります。
このデバイスは、Ioff 電流を使用する部分的パワーダウン・アプリケーション用に完全に動作が規定されています。Ioff 保護回路により、デバイスの電源オフ時に、入力、出力、または I/O から過剰な電流が流れたり、逆に過剰な電流が供給されることはありません。
VCC 絶縁機能と VCC 切断機能により、推奨動作条件でどちらかの VCC が 100mV 未満になるか、または補完電源から切断されると、I/O ポートはどちらも弱くプルダウンされ、電源電流が維持されている間は出力をディセーブルすることにより、高インピーダンス状態に設定されます。Ioff-float 回路により、電源がフローティング状態のときに、入力、出力、または I/O から過剰な電流が流れたり、逆に過剰な電流が供給されることはありません。
グリッチの発生しない電源シーケンシングにより、堅牢な電源シーケンシング性能が得られると同時に、どちらの電源レールも任意の順序で電源オン / オフできます。