デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
TAS5828M は高性能のステレオ、閉ループの Class-D アンプで、最高 192kHz アーキテクチャのオーディオ・プロセッサが内蔵されています。
ソフトウェア制御モードについては、TAS5828M は従来の BQ、3 バンド DRC、AGL だけでなく、Hybrid-Pro と呼ぶ独自のアルゴリズムも実装しています。Hybrid-Pro アルゴリズムは、予測されるオーディオ電力の需要を検出し、Hybrid-Pro フィードバック・ピン (HPFB) により、前段の DC-DC コンバータに PWM 形式の制御信号を出力します。TAS5828M は、エンベロープ・トラッキングを予測できるように最大 4ms のオーディオ信号遅延バッファをサポートしているため、DC-DC 電圧の調整に起因するオーディオ・クリッピングを防止する上で非常に有効です。ハードウェア制御モードの設定については、TAS5828M はスイッチング周波数、アナログ・ゲイン、BTL/PBTL モード、ピン設定によるサイクル単位の電流制限スレッショルドをサポートしています。このモードは、エンド・システムのソフトウェア・ドライバの統合に手間がかからないように特に設計されています。
部品番号 | パッケージ(1) | 本体サイズ (公称) |
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TAS5828M | TSSOP (32) DAD | 11.00mm × 6.20mm |