このリソースの元の言語は英語です。 翻訳は概要を便宜的に提供するもので、自動化ツール (機械翻訳) を使用していることがあり、TI では翻訳の正確性および妥当性につきましては一切保証いたしません。 実際の設計などの前には、ti.com で必ず最新の英語版をご参照くださいますようお願いいたします。
TCA4307 は、データおよびクロック・ラインを破損することなく、動作中のバックプレーンに I/O カードを挿入できる、ホットスワップ可能 I2C バス・バッファです。I/O カードでバスの競合が発生しないように、STOP コマンドが発行されるまで、またはバス・アイドル条件がバックプレーンで発生するまでの間、バックプレーン側の I2C ライン (in) がカード側の I2C ライン (out) に接続するのを制御回路が防止します。接続が行われると、このデバイスは双方向のバッファ処理を行い、バックプレーンとカードの容量を絶縁状態に維持します。挿入中、SDA および SCL ラインは 1V にプリチャージされ、デバイスの寄生容量を充電するのに必要な電流を最小限に抑えます。
TCA4307 にはスタック・バス回復機能が備わっており、SDAOUT または SCLOUT が約 40ms にわたって Low であることを検出するとバスを自動的に切断します。バスが切断されると、本デバイスは SCLOUT に最大 16 パルスを自動的に生成し、バスを Low に保持しているデバイスをリセットしようと試みます。
I2C バスがアイドルのとき、TCA4307 は EN ピンを Low に設定することで、シャットダウン モードに移行して消費電力を低減できます。EN を High にすると、TCA4307 は通常動作を再開します。オープン・ドレインの READY 出力ピンも搭載されており、バックプレーンとカードの側が互いに接続されたことを示します。READY が High のとき、SDAIN および SCLIN は、SDAOUT および SCLOUT に接続されています。2 つの側が切断されているとき、READY は Low になります。