JAJSLX8C june 2022 – june 2023 TCAL6416
PRODUCTION DATA
Output Drive Strength レジスタを使用すると、GPIO の駆動レベルを制御することができます。各 GPIO は、4 種類の電流レベルのいずれか 1 つに個別に構成できます。これらのビットをプログラムすることにより、ユーザーはトランジスタ・ペアの数か I/O パッドを駆動する「フィンガー」数を変更します。図 8-3 に、簡単な出力段を示します。パッドの動作は、Configuration レジスタ、出力ポートのデータ、Current Control レジスタの影響を受けます。Current Control レジスタ・ビットを 01b にプログラムすると、2 つのフィンガーのみアクティブになり、電流駆動能力は 50% 低下します。
システム・ノイズを低減するために電流駆動能力を低下させることをお勧めします。出力が切り替わると、出力駆動の選択によってピーク電流が発生します。このピーク電流は電源と GND パッケージのインダクタンスを経由して流れ、ノイズ (一部は放射されますが、多くは影響の大きな同時スイッチング・ノイズ (SSN)) を生成します。つまり、同時に多くの出力を切り替えるとグランド・ノイズと電源ノイズが発生します。出力駆動強度を Output Drive Strength レジスタで制御することにより、ユーザーは外部の部品を追加することなく、SSN の問題を低減することができます。