JAJSRD1B August 2014 – February 2024 THS4541
PRODUCTION DATA
DC 結合された差動入力ソースで動作する THS4541 は非常に簡単で、入力ピンが DC コモン モード動作電圧の範囲内に収まっていることが唯一の要件です。1 つの例として、DC~50MHz の方形波ダウン コンバータ出力があります。通常、この出力は、外部負荷に対していくらかの内部ソース インピーダンスを持つ DC レベルの上に重ね合わせられています。図 8-5 の例では、簡単なパッシブ RLC フィルタ付きの THS4541 を入力に使用した設計を示しています (フィルタ設計では Rg 素子は差動終端として動作します)。内部の 250Ω 出力の裏で供給される元のソースから、この回路は THS4541 の出力ピンに対してゲイン 1 になります。DC コモン モード動作電圧レベルは、内部の 1.2V からミキサへ、つまりこの場合は ADC出力の Vcm 電圧 0.95V にシフトし、ゲインが 1 の段で 2 つの DC 電圧の単純平均により、入力ピンのコモン モードが 1.08V となり、結果的に十分範囲内に収まります。