JAJSK94 December 2020 THS4567
PRODUCTION DATA
OPA モードの構成を、図 8-3 に示します。この構成では、PD の両端に逆バイアス (5.25V - 5V = 0.25V) が発生するため、TIA モードと比較して PD 容量が大幅に増加します。
OPA モードでは、入力同相モード電流が相殺されないため、帰還抵抗の最大値 (RF、RF') は、式 5 に示すように、最大シングルエンド出力スイングと最大シングルエンド入力電流との比になります。
差動の全スイングは、333.33kΩ × 10µAPP = 3.33V です。ADC のゲイン範囲を最大化するには、後続のアンプのゲイン段が必要です。THS4561 などの標準的な FDA を使用して通常実装される 2 番目のゲイン段でも、ADC の入力同相モード コンプライアンス範囲に合わせて出力同相モードが調整されます。
PD からの差動信号に対して周囲光のレベルが増加すると、最大ゲイン構成は THS4567 TIA モードでは一定のまま、OPA モードでは減少します。