JAJSK94 December 2020 THS4567
PRODUCTION DATA
THS4567 デバイスには、出力同相モード電圧にかかわらず入力同相モード電圧を設定する独自の入力同相モード制御エラー アンプが搭載されています。VICM エラー アンプは、メイン アンプ入力の平均電圧を検出し、メイン アンプの両方の入力ノードに同じ量の電流をソースまたはシンクして、入力同相モード電圧を VICM ピンの電圧と等しく維持することで動作します。VICM ピンがフローティングのままになっている場合、入力電圧はデフォルトで VS- より 1.5V 高い値になります。この電圧は、セクション 7.2 に示す 8μA の電流ソースと 181kΩ 抵抗の組み合わせによって設定されます。VICM をデフォルト電圧で使用する場合は、外付けコンデンサを VICM ピンに接続して、内部 181kΩ 抵抗からのノイズをバイパスします。VICM 電圧は、低出力インピーダンスのソースを経由して VICM ピンを外部から駆動することで、任意の値に設定できます。入力同相モード制御ループは、ICM_EN ピンを Low に設定することでディスエーブルにできます。入力同相モード ループがディスエーブルされている場合、THS4567 デバイスは標準の完全差動アンプ (FDA) のように動作します。