JAJSK94 December 2020 THS4567
PRODUCTION DATA
入力同相モード制御ループの主な使用例は、差動入力によって 2 つのフォトダイオードが励起される差動トランスインピーダンス アンプ アプリケーションです。両方のフォトダイオードに入射するあらゆる周囲光は DC オフセット電流を生成しますが、これはその後、入力同相モード ループによって除去されます。入力同相モード ループにより、非常に高い帰還抵抗を使用して差動フォトダイオード電流を増幅すると同時に、同相モード電流を除去できます。入力同相モード ループをディスエーブルにすると、同相モード電流が帰還抵抗を流れるようになり、差動信号成分の実効出力スイングが低減されます。THS4567 デバイスは、フォトダイオードのソースまたはシンク電流を除去できます。
THS4567 デバイスは高インピーダンスの CMOS 入力を備えているため、アンプの入力電流ノイズが最小化され、非常に高いトランスインピーダンス ゲイン (>100kΩ) を使用できます。また、入力電圧ノイズが低いためシステムの信号対雑音比 (SNR) を最大化できます。THS4567 デバイスはゲイン帯域幅積が大きいため、高性能 ADC ドライバを駆動しながら、シングル ステージの差動トランスインピーダンス アンプとして使用できます。