JAJSK94 December   2020 THS4567

PRODUCTION DATA  

  1.   1
  2. 1 特長
  3. 2 アプリケーション
  4. 3 概要
  5. 4 改訂履歴
  6. 5 ピン構成および機能
  7. 6 仕様
    1. 6.1 絶対最大定格
    2. 6.2 ESD 定格
    3. 6.3 推奨動作条件
    4. 6.4 熱に関する情報
    5. 6.5 電気的特性：差動 TIA モード、ICM ループ イネーブル
    6. 6.6 電気的特性：FDA 動作、ICM ループ ディスエーブル
    7. 6.7 代表的特性：(VS+) – (VS–) = 5V
  8. 7 詳細説明
    1. 7.1 概要
    2. 7.2 機能ブロック図
    3. 7.3 機能説明
      1. 7.3.1 メイン アンプ
      2. 7.3.2 出力同相モード制御
      3. 7.3.3 入力同相モード制御
    4. 7.4 デバイスの機能モード
      1. 7.4.1 シャットダウン モード
      2. 7.4.2 差動トランスインピーダンス アンプ モード
      3. 7.4.3 完全差動アンプ (FDA) モード
  9. 8 アプリケーションと実装
    1. 8.1 アプリケーション情報
      1. 8.1.1 ノイズ解析
    2. 8.2 代表的なアプリケーション
      1. 8.2.1 設計要件
      2. 8.2.2 詳細な設計手順 (TIA モードの THS4567)
        1. 8.2.2.1 OPA モードの構成
      3. 8.2.3 アプリケーション曲線
    3. 8.3 0V バイアスのフォトダイオードを持った差動 TIA
    4. 8.4 差動 AC 結合した TIA
  10. 9 電源に関する推奨事項
  11. 10レイアウト
    1. 10.1 レイアウトのガイドライン
      1. 10.1.1 推奨基板レイアウト
    2. 10.2 レイアウト例
  12. 11デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 11.1 ドキュメントのサポート
      1. 11.1.1 関連資料
    2. 11.2 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    3. 11.3 サポート・リソース
    4. 11.4 商標
    5. 11.5 静電気放電に関する注意事項
    6. 11.6 用語集
  13. 12メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

メカニカル・データ（パッケージ｜ピン）
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

6.6 電気的特性：FDA 動作、ICM ループ ディスエーブル

VS+ = 2.5V、VS– = -2.5V、VOCM = Open、VICM = Open、RF = 5kΩ、ゲイン = 10V/V、ICM ループ ディセーブル (ICM_EN = -2.5V)、RL = 1kΩ、TA = 25°C。(特に記述のない限り)。
パラメータ テスト条件 最小値 代表値 最大値 単位
AC 特性
SSBW 小信号帯域幅 VOUT (2) = 100 mVPP 43 MHz
LSBW 大信号帯域幅 VOUT (2) = 8 VPP 28 MHz
GBWP ゲイン帯域幅積 220 MHz
スルー レート VOUT= 8V ステップ、20% ↔80% 500 V/μs
tR、tF 立ち上がりおよび立ち下がり時間 VOUT = 100mVPP、10% ↔ 90% 8 ns
0.1% セトリング タイム VOUT = 8V ステップ 65 ns
0.001% セトリング タイム 175
HD2 2 次高調波歪 f = 100kHz、VOUT = 2VPP -115 dBc
f = 100kHz、VOUT = 8 VPP -105
HD3 3 次高調波歪 f = 100kHz、VOUT = 2VPP -118 dBc
f = 100kHz、VOUT = 8 VPP -108
eN 入力差動電圧ノイズ f = 100 kHz 4.2 nV/√Hz
iN 入力電流ノイズ、各入力 10 fA/√Hz
ZOUT 閉ループの差動出力インピーダンス 0.2 Ω
DC 特性
AOL 開ループ ゲイン 104 117 dB
VOS 入力換算オフセット電圧 VOS = (VIN+ – VIN–) -10 0.2 10 mV
ΔVOS/ΔTA 入力換算オフセット電圧ドリフト TA = –40℃～+125℃ 1 μV/℃
IBN、IBI 入力バイアス電流 非反転および反転入力 20 pA
IOS 入力オフセット電流 (IBN – IBI) ±20 pA
入力
差動入力抵抗 入力間の実効シャント抵抗 1 GΩ
同相入力抵抗 各入力での AC GND に対する実効シャント抵抗 1
差動入力容量 入力間の実効シャント容量 0.6 pF
同相入力キャパシタンス 各入力での AC GND への実効シャント容量 0.9
CMRR 同相除去比 CMRR = (ΔVCM/ΔVOS).入力は中電圧付近で ±500mV シフト 70 80 dB
CMIR+ コモン モード入力 High TA = 25°C、AOL > 90dB VS+ - 1.85 VS+ - 1.6 V
TA = –40℃～+125℃、AOL > 90dB VS+ - 1.65
CMIR– コモン モード入力 Low TA = 25°C、AOL > 90dB VS– + 0.2 VS– – 0.2 V
TA = – 40°C から +125°C、AOL > 90dB VS– – 0.1
出力
いずれかの電源の出力電圧範囲 RL= 20kΩ、TA = 25°C、入力を ±VS/ゲインに駆動 VS - 0.125 VS - 0.075 V
いずれかの電源の出力電圧範囲 RL= 20kΩ、TA = 25°C、
VOS のデフォルト オフセットからのシフトは 150μV 未満		 VS - 0.175 VS - 0.125 V
いずれかの電源の出力電圧範囲 RL= 20kΩ、TA = – 40°C～+125°C、
VOS のデフォルト オフセットからのシフトは 150μV 未満		 VS - 0.175 V
いずれかの電源の出力電圧範囲 RL= 1kΩ、TA = 25°C、
VOS のデフォルト オフセットからのシフトは 150μV 未満		 VS - 0.25 VS - 0.2 V
いずれかの電源の出力電圧範囲 RL= 1kΩ、TA = –40°C～+125°C、
VOS のデフォルト オフセットからのシフトは 150μV 未満		 VS - 0.25 V
出力コモン モード (VOCM) 制御
出力コモン モード ループ SSBW VOCM(3) ピンを中電圧付近で ±0.5mV で駆動 5 MHz
出力コモン モード ループ LSBW VOCM ピンを中電圧付近で ±0.5V で駆動 4.5 MHz
ΔVOUT
/ΔVOCM		 DC 出力バランス (2) (3) VOCM = ±1 V 80 dB
ΔVOCM
/ΔVOCM		 出力コモン モード ゲイン (3) VOCM ピンを中電圧付近で ±1V で駆動 0.99 1 1.01 V/V
VOCM ピンの入力 DC バイアス電流 VOCM ピンを中電圧に駆動 100 nA
VOCM ピンの入力インピーダンス VOCM ピンを中電圧付近で ±0.5mV で駆動 200||1 kΩ || pF
VOCM 入力ピン電圧の中電圧からのオフセット (4) VOCM pin open -8 -2 4 mV
VOCM_OS 中電圧からの出力コモン モード電圧オフセット VOCM pin open -30 ±2.5 30 mV
ΔVOCM_OS
/TA		 出力コモン モード電圧オフセットのドリフト TA = – 40°C～+125°C、VOCM ピンはオープン -22 μV/℃
VOCM_OS 中電圧からの出力コモン モード電圧オフセット VOCM ピンを中電圧に駆動 -25 ±1.5 25 mV
ΔVOCM_OS
/TA		 出力コモン モード電圧オフセットのドリフト TA = –40°C～+125°C、VOCM ピンを中電圧に駆動 -18 μV/℃
VS+ までの VOCM 入力ヘッドルーム VOCM_OS からのシフトは ±10mV 未満 0.9 1 V
VS+ までの VOCM 入力ヘッドルーム TA = –40°C～+125°C、VOCM_OS からのシフトは ±10mV 未満 1 V
VS– からの VOCM 入力ヘッドルーム VOCM_OS からのシフトは ±10mV 未満 0.9 1 V
VS– からの VOCM 入力ヘッドルーム TA = –40°C～+125°C、VOCM_OS からのシフトは ±10mV 未満 1 V
ΔVOCM_OS
/ΔVS+		 正の電源電圧変動除去比 VOCM = 0V (駆動) 76 dB
ΔVOCM_OS
/ΔVS–		 負の電源電圧変動除去比 80
電源
IQ 静止時電流 TA = 25℃ 1.4 1.9 2.5 mA
IQ 静止時電流 VICM ループ イネーブル 1.5 2 2.7 mA
IQ ディスエーブル時の静止電流 AMP_EN = VS– 10 28 40 µA
+PSRR VS+ の電源除去比 VOCM を駆動 70 94 dB
-PSRR VS– の電源除去比 VOCM を駆動 90 110 dB
パワーダウン
VIH イネーブル電圧 (この電圧を超えるとアンプがオン) AMP_EN および ICM_EN VS+ - 0.7 VS+ - 0.5 V
VIL ディセーブル電圧スレッショルド (この電圧より低いとアンプがオフ) VS+ - 2 VS+ - 1.8
IIH 制御ピン High 入力バイアス電流 AMP_EN と ICM_EN を (VS+) - 0.25V に駆動 3.5 7 µA
スイッチ オン→オフに必要な外部プルダウン電流 (1) 175 µA
IIL 制御ピン Low 入力バイアス電流 AMP_EN と ICM_EN を VS– に駆動 -5 -1.1 µA
tAMP_ON ターンオン時間の遅延 (メイン アンプ) VOUT が最終値の 1% 以内に安定するまでの時間 1.5 μs
tAMP_OFF ターンオフ時間の遅延 (メイン アンプ) 供給電流が 100μA 以下になるまでの時間 0.9 μs
(1) AMP_EN ピンをフローティングのままにすることは推奨しません。プルアップ抵抗を使用する場合は、必要なバイアス電流を供給できることを確認してください。
(2) VOUT は差動出力電圧です (VOUT –– VOUT+)。
(3) VOCM はピン 7 で測定される電圧を指します。VOCM = [(VOUT+ + VOUT –)/2] は平均出力電圧です。
(4) VOCM ピンで測定される電圧と中電圧とのオフセット。