JAJSC60F April 2016 – June 2024 THS6212
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
THS6212 は、電流フィードバック アーキテクチャを採用した差動ライン ドライバ アンプです。このデバイスは広帯域の電力線通信 (PLC) ライン ドライバ アプリケーションでの使用を意図したもので、十分に高速なため、14.5dBm ライン電力で 30MHz までの伝送に対応できます。
THS6212 は独自のアーキテクチャにより、静止電流を最小限に抑えながら、非常に高い線形性を実現しています。フルバイアス条件での差動歪みは、1MHz で -86dBc、10MHz ではわずか -71dBc に低減されます。複数の固定バイアス設定があり、ライン長に応じてアンプの最大性能が必要ない場合は、電力をさらに削減できます。より柔軟性を増し、電力を削減するため、調整可能な電流ピン (IADJ) が用意されており、さらにバイアス電流を下げることができます。
28V 電源での出力スイングが 49VPP (100Ω 差動負荷) と広く、650mA 超の駆動電流 (25Ω 負荷) と合わせて、歪みを最小限に抑える広い動的ヘッドルームを実現します。
THS6212 は 24 ピンの VQFN パッケージで供給されます。