JAJSO68A september 2022 – march 2023 THVD1424
PRODUCTION DATA
THVD1424 には、電源低電圧、バス短絡、サーマル・シャットダウンなどの保護機能が内蔵されています。
VCC 電源と VIO 電源の両方に電源低電圧保護があります。これにより、両方の電源が立ち上がり低電圧スレッショルドを上回ったときに、バス出力とレシーバ・ロジック出力が既知の駆動状態に維持されます。次の表に、電源レベルのさまざまなシナリオにおけるデバイスの動作を示します。
VCC | VIO | ドライバ出力 | レシーバ出力 | バス・ピン YZ と AB の間の終端 |
---|---|---|---|---|
> UVVCC (立ち上がり) | > UVVIO (立ち上がり) | DE および D 入力により決定されます | RE と A-B によって決定されます | TERM_TX ピンと TERM_RX ピンによって決定されます |
< UVVCC (立ち下がり) | > UVVIO (立ち上がり) | 高インピーダンス | 不定 | OFF |
> UVVCC (立ち上がり) | < UVVIO (立ち下がり) | 高インピーダンス | 高インピーダンス | 不定 |
< UVVCC (立ち下がり) | < UVVIO (立ち下がり) | 高インピーダンス | 高インピーダンス | OFF |
バス端子は、最大 ±16V の高電圧短絡イベントから保護されています。また、バス短絡電流は 250mA に制限されています。したがって、複数のドライバが同時にバスを駆動している場合のバス競合などのイベントでは、バス端子を流れる電流が内部的に制限されます。消費電力によって接合部温度が 150℃ を超えると、サーマル・シャットダウンがアクティブになり、ドライバとレシーバがディセーブルされ、オンチップの消費電力が低減されます。接合部温度が、データシートの電気的パラメータのセクションに記載されているサーマル・シャットダウン・ヒステリシス分だけ低下すると、デバイスがイネーブルになります。