JAJSOW3I January 1983 – July 2022 TL494
PRODUCTION DATA
フィルタ・インダクタを計算してから、出力リップル要件を満たすように出力フィルタ・コンデンサの値を計算します。電解コンデンサは、インダクタンス、抵抗、容量を直列に接続したものとしてモデル化できます。適切なフィルタ処理を実現するには、リップル周波数が、直列インダクタンスが重要になる周波数よりはるかに低い必要があります。したがって、ここで考慮する成分は静電容量と等価直列抵抗 (ESR) の 2 つです。最大 ESR は、指定されたピーク・ツー・ピーク・リップル電圧とピーク・ツー・ピーク・リップル電流との関係に基づいて計算されます。
VO リップル電圧を設計目標の 100mV 未満に持するため必要な最小容量 C3 は、Equation15 に従って式で計算されます。
最大 ESR が 0.074Ω、最大リップル電流が 2.8A なので、220mF、60V のコンデンサを選択します。