JAJSOW3I January 1983 – July 2022 TL494
PRODUCTION DATA
トランジスタ・パワー・スイッチには、NTE153 PNP ドライブ・トランジスタと NTE331 NPN 出力トランジスタが含まれています。これら 2 つのパワー・デバイスは、PNP ハイブリッド・ダーリントン回路構成で接続されています (図 10-7 を参照)。
ハイブリッド・ダーリントン回路は、最大出力電流 IO + ΔIL/2、すなわち 10.8A で飽和させる必要があります。10.8A におけるダーリントンの hFE は、TL494 の最大出力コレクタ電流 250mA を超えないよう、十分に高くする必要があります。公開されている NTE153 と NTE331 の仕様に基づき、必要なパワー・スイッチの最小駆動をEquation16 からEquation18 までで計算すると、144mA になります。
R10 の値は、次の式で計算されます。
これらの計算に基づき、R10 には最も近い標準抵抗値である 220Ω が選択されています。抵抗 R11 および R12 により、スイッチング・トランジスタがオフになっているときにスイッチング・トランジスタのキャリアを放電できます。
ここで説明している電源は、TL494 の PWM 制御回路の柔軟性を示すものです。この電源設計は、TL494 で使用できる多くの電源制御方式と、制御回路の汎用性を示しています。