JAJSV12A July 2024 – October 2024 TLC3555-Q1
PRODMIX
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
TLC3555-Q1 は、テキサス・インスツルメンツの CMOS プロセスを利用して製造されたモノリシック タイミング回路です。このタイマは、CMOS、TTL、MOS ロジックと完全互換であり、3MHz まで、さらにはそれを超える周波数でも動作します。TLC3555-Q1 は、性能と機能の両方の観点から既存の TLC555-Q1 を改良したものであり、より厳格な仕様許容誤差に加え、サーマル シャットダウンやパワーオン リセットなどの追加機能も備えています。
TLC3555-Q1 のトリガ、スレッショルド、リセットのロジックは、TLC555-Q1 と同じ真理値表に従います。リセット ピン (RESET) を High に設定すると標準的な動作になり、リセット ピンを Low に設定すると、フリップ フロップがリセットされて、出力が強制的に Low になります。TLC3555-Q1 は、RESET から VDD への内部プルアップ抵抗を備えているため、受動部品数を減らし、基板面積を削減できます。
伝搬遅延時間が短く、立ち上がりおよび立ち下がり時間が短いため、TLC3555-Q1 は、NE555 や TLC555-Q1 など従来のタイマよりも高い周波数の非安定動作をサポートしています。TLC3555-Q1 は、電源電圧が 15V の場合、テキサス・インスツルメンツの従来型非安定テスト回路で 3.1MHz のクリーンな方形波を実現します。TLC3555-Q1 を発振器として使用し、出力と入力を互いに接続すると、7.2MHz の発振周波数が得られます。高い周波数での応答は、回路の寄生成分が支配的です。TLC555-Q1 とピン互換の D パッケージに加えて、TLC3555-Q1 は DDF パッケージでも供給されるため、寄生成分を低減しながら簡潔な実装が可能です。
部品番号 | パッケージ (1) | パッケージ サイズ(2) |
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TLC3555-Q1 | D (SOIC、8) | 4.9mm × 6.0mm |
DDF (SOT-23-THIN、8)(3) | 2.9 mm × 2.8mm |