JAJSNK8D November 2021 – July 2022 TLC6984
PRODUCTION DATA
TLC6984 は、48 個の定電流源と 16 個のスキャン FET を備えた高集積の共通カソード・マトリクス LED ディスプレイ・ドライバです。TLC6983 のように 16 × 16 および 32 × 32 の RGB LED ピクセルを駆動するだけでなく、3 つの TLC6984 をスタック接続すると 48 × 48 の RGB LED ピクセルを駆動でき、4 つの TLC6984 をスタック接続すると 64 × 64 の RGB LED ピクセルを駆動できます。低消費電力を実現するため、共通カソード構造によって、赤、緑、青の LED に独立した電源をサポートしています。さらに、非常に低い動作電圧範囲 (最小 2.5V の Vcc) と非常に低い動作電流 (最小 3.6mA) により、TLC6984 の動作電力は大幅に低減されています。
TLC6984 は、多数のデバイスによるデイジーチェーン接続と高いリフレッシュ・レートをサポートすると同時に、電磁干渉 (EMI) を最小化するため、高速デュアル・エッジ伝送インターフェイスを実装しています。このデバイスは、最高 25MHz の SCLK (外部) および 40MHz~160MHz の GCLK (内部、標準値) を、各種の GCLK 乗算器モードおよび周波数でサポートします。また、本デバイスは拡張回路とインテリジェント・アルゴリズムを内蔵しており、狭ピクセル・ピッチ (NPP) LED ディスプレイ・アプリケーションと小型および超小型 LED 製品における表示に関する各種課題を解決しています。その課題としては、最初のスキャン・ラインの輝度低下、上側および下側ゴースト、低グレイスケールでの不均一性、カップリング、LED の開放または短絡に起因するキャタピラーなどがあります。TLC6984 は、このようなアプリケーションでの理想的な選択肢です。
TLC6984 は LED の開放、弱短絡、短絡検出および動作中の取り外しにも対応しており、接続されているデジタル・プロセッサにこの情報を報告することもできます。